autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 試乗レポート 立ち位置を変えず進化を続けてきたポルシェ 911にタルガトップを備えた「911 タルガ4GTS」試乗レポート

試乗レポート 2016/4/8 17:05

立ち位置を変えず進化を続けてきたポルシェ 911にタルガトップを備えた「911 タルガ4GTS」試乗レポート(1/3)

立ち位置を変えず進化を続けてきたポルシェ 911にタルガトップを備えた「911 タルガ4GTS」試乗レポート

日本に定着している高級輸入スポーツカー

ポルシェ 911タルガ 4GTS

「クルマ離れが進み、特に趣味性の強いスポーツカーが売れない」といわれるが、伝統のあるポルシェは今でも一目置かれる存在だ。2015年には日本国内で6690台のポルシェが登録された。ブランド全体で、日産「ノート」やトヨタ「ヴィッツ」の1ヶ月分と同程度ではあるが、輸入車では中堅レベルになる。クライスラーのジープブランドとほぼ同じ台数だ。

また2015年に登録されたトヨタ「86」も6688台でほぼ等しい。そう考えると、ポルシェは高価格の輸入スポーツカーとしては、日本に定着しているブランドと考えて良い。

ただしポルシェの売れ筋車種を見ていくと、印象が少し違ってくる。ポルシェといえば生粋のスポーツカーと思われているが、今は車種構成が増えた。スポーツカーの911/ボクスター/ケイマンに加えて、SUVのカイエンとマカン、5ドアハッチバックのパナメーラもある。

特にSUVはファミリーカーとしても使いやすく、価格が比較的安い。カイエンは859万909円、マカンは685万円から設定があるから売れ行きも好調だ。

前向きと違和感が同居する今の商品戦略

ポルシェ 911タルガ 4GTS

ちなみにSUVは北米で人気が高まり、今は中国にも波及している。市場規模の大きな地域で人気を高めたから、各ブランドともSUVに力を入れており、ベントレーまで同社初のSUV「ベンテイガ」を加えた。

自動車メーカーも商売だから人気のジャンルをそろえるのは分かるが、ポルシェは少なくとも中高年齢層のクルマ好きには崇高なスポーツカーのブランドだ。全高が1600~1700mmに達する高重心のボディで、車両重量も2トン以上のSUVをポルシェが手掛けることに、違和感を抱く読者諸兄は少なくないと思う。

ポルシェ 911タルガ 4GTS

ポルシェに限らずメルセデス・ベンツもコンパクトな「Aクラス」や「GLA」で売れ行きを伸ばし、BMWには前輪駆動で3列シートの「2シリーズグランツアラー」が加わった。グローバル化を踏まえた選択肢の拡大は、「選択と集中」という合理化が流行る中では景気が良い。今の商品戦略は、ユーザーにとって前向きと違和感が同居するものだろう。

またポルシェのSUVに不自然さを感じたとすれば、従来のブランド構築が成功している証ともいえる。所有できるか否かは別にして、スポーツカーのポルシェは数多くのファンを育て、支えられているわけだ。

このような流れの中で、長年にわたってポルシェの本道とされる911を改めて試乗することにした。

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