プジョー 308GT[ディーゼルエンジン・2016年日本導入] 海外試乗レポート/竹岡圭(1/2)

  • 筆者: 竹岡 圭
  • カメラマン:プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社
プジョー 308GT[ディーゼルエンジン・2016年日本導入] 海外試乗レポート/竹岡圭
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いよいよ、あのメーカーが「ディーゼルエンジン搭載モデル」を初導入!

いよいよ、フランス車で“日本初”となる「ディーゼルエンジン搭載モデル」が導入されそうなのであります!フランスってことは、プジョー?シトロエン?ルノー?に絞られるわけですが、その大英断を下したのは「プジョー」でした。

実は、プジョーに「得意分野は何ですか?」と聞くと「ディーゼルエンジンと乗り心地」という答えが返ってくるくらい、ディーゼルエンジンには定評のあるメーカーなのです。

これまでは日本の基準に合致させるのが難しく、なかなか導入できませんでしたが、2013年に「プジョー 308」が発表された時に登場したディーゼルエンジンはユーロ6をクリアしており、これならば日本に導入できるゾ!という見通しが立ったのです。

さらに今回試乗してきた「GT」は、本国でもディーゼルエンジンは6ATモデルしかラインアップがないということで、まさに日本にうってつけというわけだったんですね。

とはいえ、プジョーにとってはディーゼルエンジン初導入となるわけで、国交省の認可であったり、ディーラー、特にメカニックへのメンテナンス指導であったり、コンピューター診断機の導入であったりと、クルマだけポンッと持ってきちゃう並行輸入とはわけが違って、いろいろ下準備が必要となります。

なので、導入予定は現在のところ2016年 秋。今すぐに!と言いたいところですが、なかなかそうはいかないんですね。でも、このクルマの導入の予定を頭に置いて、クルマの購入計画を立ててもいいかも?と思わせられるくらい出来栄えはかなりのものでした。

グレード構成が多岐に渡る308。今回、日本へ導入されたモデルは・・・

さて、インプレッションに入る前に、このクルマの立ち位置を少々ご紹介しておきましょう。

まずベースとなる「プジョー 308」は、プジョーの基幹車種となるCセグメントに位置し、最大のライバルは「VW ゴルフ」「ルノー メガーヌ」「フォード フォーカス」と言ったところ。日本市場では「アウディ A3」「メルセデス・ベンツ Bクラス」「BMW 2シリーズアクティブツアラー」「ミニ クロスオーバー」etc・・・という辺りも入ってくる感じでしょうか。

ボディ形状としては、「ハッチバック」と「SW」と呼ばれるステーションワゴンがあります。本国ではシリーズラインアップとして、ノーマルの「308」、ちょっとスポーティな雰囲気をまとわせた、ほぼコスメティックモデルの「308 GTライン」、その上に運動性能までブラッシュアップした「308 GT」、さらにその上に最上級スポーティモデルの「308 GTI」といったラインナップ構成。

さらにエンジンは「ガソリン」と「ディーゼル」があり、出力毎に異なるモデルがあり、「MT」と「AT」、さらに装備の違いによってグレードが設定されている etc・・・と、プジョーの基幹車種だけあってバリエーションはかなり豊富なのですが、このうち日本にはまだオリジナルモデルの「308」しか上陸していないのです。

他のモデルも順を追って導入予定だそうですが、その中でもかなり注目を集めそうなのが今回試乗した「308 GT」なのです。

というのも、GTには「1.6リッター ターボガソリンエンジン」×「6MT」と、「2リッター ターボディーゼルエンジン」×「6AT」のラインアップしかないからです。

このうち、日本への導入が決まっているのは「2リッター ターボディーゼルエンジン」×「6AT」モデル。欧州と同じセッティングを好む日本ユーザーにとっては、まさにピッタリですよね。

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竹岡 圭
筆者竹岡 圭

OLを経て、自動車専門誌を皮切りに、モータージャーナリスト活動を開始。国内外のレース、ラリーなど自らモータースポーツ活動に関わりながら、海外のモーターショーを精力的に回るなど、なにごとにも積極的に取り組んできた結果、近年は一般誌、女性誌、Web媒体、新聞、TV、ラジオなど、その活動はとても多彩なジャンルに広がっている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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