2009年上半期ベスト・バイ・カー【輸入車】/竹岡圭
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:島村栄二/村西一海
トータルベストカー/フォルクスワーゲン ゴルフ
価格、デザイン、質感、ユーティリティetc・・・なんて感じで見ていくと、やっぱり優等生なのがゴルフなんですよね。
その優等生ぶりが昔はキライだったけれど、ひと度ゴルフGTIを所有したら毎日乗るたびに「いいなぁ、このクルマ!」と感じさせてくれます。噛めば噛むほど味が出る、スルメのような魅力にすっかり参ってしまい、それ以来ゴルフ・ファンなのは隠しようもない事実。
ゴルフ6になったところで、さほどフィーリングは変わらないけれど、低排気量+DSGの戦略も徐々にブラッシュアップされていて、燃費性能と快適性も増していますしね。実はデザイン的にもゴルフ6の方が好みでもあることだし、堂々とベスト選出させていただきましょう。
ベストハンドリングカー/ジャガー XK
買える買えないは別として、XKはやっぱりイイ!
しなやかっていうのは、こういうことだよ!と乗るたびに思い知らせてくれるんです。しかも5Lになったエンジンは、サウンドは別としてシルキーで爽快。全開で使うなんていうシーンは滅多に訪れないんですが、レスポンスもよくて、本当にストレスフリーなんです。私にとってはNAでも相当もったいないくらいなので、XKRまでいかなくてもいいかなと・・・。
ステアリングフィールも、最初はあまりに軽くて頼りなく感じる方もいらっしゃるかもしれないけれど、実際ワインディングに持ち込むと、ちょうどイイフィーリング。乗るたびに幸せを噛み締められるクルマってやっぱりスゴイです。
ベストデザインカー/プジョー 308CC
実はこれ、正直悩んだんです。フロントから見たときのカエル顔のフォルクスワーゲン シロッコも捨てがたい・・・。でもサイドから特に後ろ斜めサイドから見たときの308CCの艶っぽさといったら!
これはメチャクチャレベルが高いと思ったんですよ~。クルマが艶っぽく感じるなんて、私も相当オトコ脳だなぁなんて思いますが、308CCの滑らかな肌のラインっときたら、本当に艶かしい。デザイン的に見たときの、価格に見合ったプレミアム感っていうのが、ビンビンに伝わってくるんですよね~。
もし自分のガレージに置いてあったら、毎日何十秒かは眺めてしまいそうな気がします。これで6速ATだったら、言うことないんだけどなぁ。
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