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試乗レポート 2005/9/26 10:10

オペル ザフィーラ 海外試乗レポート(3/3)

関連: オペル ザフィーラ Text: 松下 宏 Photo: 日本ゼネラルモーターズ
オペル ザフィーラ 海外試乗レポート

走りのフィールは実にフレキシブルで力強い

新型ザフィーラの搭載エンジンは本国では全部で7機種が設定されている。ガソリンは1.6Lから2.2Lまで4機種で、ディーゼルはチューニングの異なる1.9Lのコモンレールディーゼルターボが3種類用意される。 最もパワフルなエンジンは200psのパワーを発生する2.0Lターボだが、日本には150ps仕様の2.2L直噴ガソリンと電子制御4速ATとの組み合わせのみが輸入される予定。今回、スウェーデンで試乗できたのは2.0Lターボと1.9Lディーゼルターボの2機種で、いずれも日本仕様ではないが、ザフィーラの持つ走りのポテンシャルは十分に体感することができた。

アストラの2.0ターボスポーツに搭載されるのと同じ200psの2.0Lターボの走りは正に豪快そのものだ。車両重量は1,500kg前後とアストラに比べたら200kgほど重くなっているが、重さの差を気にしなくてすむくらいの実力を発揮する。このエンジンを搭載したモデルの最高速は225km/hに達するという。

ターボエンジンは滑らかな吹き上がりとパワーの盛り上がりによって気持ち良く加速が伸びていくが、それ以上に注目されるのはターボらしいトルク感だ。最大トルクは262N・mだが、1,950回転から5,300回転までの幅広い回転域で最大トルクの95%に相当する250N・mのトルクを発生するからだ。文字通り全域トルクフルなエンジンといえるだろう。ほとんど走行シーンでこの厚いトルクが得られるので、走りのフィールは実にフレキシブルで力強いものになる。

さらにアストラと同様のIDSプラスの電子制御サスペンションシステムもオプション設定される。電子制御の連続ダンピングコントロールや電子油圧式のパワーステアリングの制御、ATの変速制御などが総合的にコントールされ、ドライバーの好みに合わせた走りを楽しむことができる。スポーツモードを選択すると、ちょっとメリハリが効きすぎるくらいに硬めの乗り味や変速スケジュールが選択される。この状態での走りのスポーティさは相当なものだ。

これらを備えた2.0Lターボ搭載車は、ザフィーラの売れ行きによっては日本に輸入される可能性も出てくるだろう。また日本には全く輸入される見込みのないディーゼルターボも相当に良く走る印象。ヨーロッパでは燃費や環境性能だけが理由ではなく、スポーティさを理由にディーゼルターボを選ぶユーザーが多いというのもうなづけるだけの性能だ。

新型ザフィーラが日本に導入されるのは年が明けた2006年1月になる予定。価格は上級グレードでも200万円台に抑えられるはず。ザフィーラのライバル車としてはゴルフ・トゥーランやルノー・グランセニック、プジョー307SW、シトロエン・ピカソなどが想定される。このクラスの輸入車の選択肢が増えてにぎやかになってきた。

筆者: 松下 宏

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