【日本にない日本車】 「日本にない日産車」が増える理由とは ~NISSAN360レポート~/桃田健史(3/4)

  • 筆者: 桃田 健史
  • カメラマン:桃田健史/日産自動車
【日本にない日本車】 「日本にない日産車」が増える理由とは ~NISSAN360レポート~/桃田健史
【日産360】INFINITI Q50[日本名:スカイライン] 【日産360】INFINITI Q50[日本名:スカイライン] 【日産360】INFINITI Q50[日本名:スカイライン] 【日産360】INFINITI Q50[日本名:スカイライン]と筆者の桃田健史さん 【日産360】INFINITI Q50[日本名:スカイライン] 【日産360】INFINITI Q50[日本名:スカイライン]とF1ドライバー、セバスチャン・ベッテル選手 【日産360】INFINITI Q50[日本名:スカイライン] インテリア 【日産360】INFINITIの特設ブース 【日産360】INFINITI ESSENCE(インフィニティ エッセンス) 【日産360】INFINITI Ethrea(インフィニティ エセレア) 【日産360】INFINITI EMERG-E(インフィニティ エマージ) 画像ギャラリーはこちら

日産3ブランド体制化で、低価格な「日本にない日本車」が増える!?

【日産360】日産 新型「アルティマ」[2013年モデル]【日産360】日産 新型 エクストレイル(3代目モデル)[写真は欧州仕様車] カラーバリエーション

日本では一般的に、自動車のモデル数は今後、減っていくイメージがある。これは、世界標準車という考え方による。世界市場で、より効率的に売るなら世界標準車を増やせば良いはずだ。

これを日産では、「グローバルブランド・グローバルプロダクト」と呼ぶ。

Bセグメントでは「マーチ/ マイクラ」、Cセグメントでは「ティーダ」、Dセグメントでは「アルティマ」といった具合だ。

■参考:日本にない日本車「日産 アルティマ」/桃田健史[2012年5月5日]

SUVでは、先のフランクフルトショーで発表された新型「エクストレイル」が、北米向け「ローグ」との統合を発表している。

■参考:【フランクフルトモーターショー2013】日産、新型「エクストレイル」を世界初公開[2013年9月10日]

「グローバルブランド・グローバルプロダクト」と「グローバルブランド・ローカルプロダクト」

【日産360】ダットサン「GO」

こうした考え方に対して、新生ダットサンが掲げているのが、「グローバルブランド・ローカルプロダクト」

ブランドは世界統一でも、仕向け地(販売地)によって商品のデザインやエンジン仕様が大きく違う。新生ダットサンの第一弾は「GO」。1.2リッター・5MTの小型5ドアハッチバック。さらにこの派生車と共に、2014年からインド、ロシア、インドネシア、そして南アフリカ(「GO」のみ)で販売が始まる。

■参考:日本にない日本車「DATSUN(ダットサン)」~日産が懐かしいブランド名を再起用する理由とは~/桃田健史[2013年8月10日]

【日産360】ダットサン「GO」【日産360】ダットサン「GO」

価格は、インドで40万ルピー(64万円)以下。インド市場ではこの価格帯が全体シェアの50%を占める。現在はスズキ、タタ、そしてヒュンダイが参入しているが、日産としては初めての挑戦だ。部品調達も現地化を徹底。車両の開発と設計もすべてインドで行っている。日本からはプロダクトスペシャリストがTV会議や出張ベースでサポートする。

低価格を実現するためには、これまでの「日本車の作り方」では考えられない手法が取られている。これこそ「日本にない日本車」なのだ。

世界人口は、ダットサンがターゲットとする新興国や経済発展途上国で増えていく。つまり「日本にない日本車」のラインアップが増えるのだ。

[次ページへ続く]

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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