日産 エクストレイル ハイブリッド 公道試乗レポ ～弱点が見つからないハイブリッド～(2/3)
- 筆者： 国沢 光宏
- カメラマン：茂呂幸正
ハイブリッド化でCVT特有の弱点が消えてなくなった！
CVTを搭載したクルマは通常、アクセルを開けた時のレスポンスに問題を抱えている。
巡航時は、燃費向上のため可能な限りエンジン回転を低く抑えなければならない。60km/hで1200回転等々といった感じ。ここからアクセルを踏み込むと、そのままの回転数じゃ加速が鈍いので、当然の如く回転数上げなければならず、同時にギアレシオを低くしなければならない。自転車でいえば、軽いギアに変速する操作が必要。
するとエンジン回転を上げ、ギアも低くするのに1秒以上掛かってしまう。
試しにCVT車に乗ったら、巡航状態からアクセル開けてみて欲しい。反応鈍いです。
スポーティな走りすら楽しめるエクストレイルのハイブリッド
しかし、エクストレイル ハイブリッドに搭載されるCVTの場合は、アクセルを開けた瞬間にモーターがアシストしてくれる。
そこからの加速も、モーターのパワーを上乗せにしている分だけパワフル。2リッターガソリン車＋500cc分くらいのイメージだ。
その気になってアクセルをグッと踏むと、けっこうスポーティだったりして。ドライバビリティはトルクが大きいディーゼル的だと思う。
[ハイブリッドとガソリン、結局どっちがお得なの！？・・・次ページへ続く]
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1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない（本人談）Ｗｅｂサイトを運営中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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