NISMO FESTIVAL(ニスモフェスティバル) at FUJI SPEEDWAY 2011 イベントレポート
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:NISMO・オートックワン編集部
モータースポーツシーズンの最後を締めるファン感謝祭
熱い戦いを繰り広げたモータースポーツシーズンももう終わり。この時期は、各メーカー・ワークス主催でファン感謝イベントが相次いで行われるのが恒例となっている。中でも毎年、特に盛り上がりを見せるのが、日産のモータースポーツ感謝祭『NISMO FESTIVAL(ニスモフェスティバル)』だ。
今年は12月4日(日)、『NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2011』として、静岡県の富士スピードウェイで開催された。テーマは昨年同様に「NISSAN RACING DNA.」。1960年代のレースカー・ラリーカーから最新のSUPER GTマシン、さらには初登場の電気レーシングカーまで、日産のモータースポーツの歴史と未来を感じるマシンが勢揃いのイベントとなった。もちろん、往年の名ドライバーから現役のレーサーまでが集まり、実際のマシンで富士スピードウェイのコース上を疾走してくれるのだから、ファンにはたまらないシーンの連続だ。そんなNISMO FESTIVALの模様を、豊富な画像と共にお届けしよう。
今年もいっぱい「ありがとう!」サーキットの華レースクイーン
今シーズンも日本のモータースポーツシーンを大いに盛り上げてくれたレースクイーンたち。彼女たちにとっても、シーズンの終わりとなるこのイベントは感慨深いものがあるようだ。
レースクイーンたちのステージイベントなどでは、思わず感極まって涙するシーンがあちらこちらで見られたりする。コース上での激しいバトルを1年に渡り支えてきた彼女らにとっても、今シーズンはとっても思い出深い1年となったのだろう。うーん、こちらも思わず♪もらい泣き~。。。
NISMO FESTIVALは、そんなレースクイーンたちのお仕事の集大成でもあるわけだ。
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2011年のモータースポーツシーンを盛り上げたレースクイーンを改めてチェック!
往年の名レーシングカーから最新のSUPER GTまで、貴重なマシンがサーキットを疾走する!
日産は、戦後の日本のレースシーン草創期から、長年に渡りモータースポーツ界を支え続けるメーカーだ。そうした歴史を大事にするメーカーらしく、往年のレーシングマシンもメーカーで大事に保管している。そして、そのほとんどが実際に走行可能なものばかりなのだから驚く。日本初の本格プロトタイプレーシングカー「R380」シリーズや、1969年に登場し、栄光の50勝を飾った初代スカイラインGT-R、そして1958年に豪州ラリーに参戦した「DATSUN 富士号」「桜号」に至るまで実稼動車なのだ。
もちろんNISMO FESTIVALでは、そうした貴重なモデルを惜しげもなく展示。そして富士スピードウェイの本コース上を疾走させるのだからたまらない。グループAのR32 GT-R「カルソニックスカイライン」とルマン24時間レース参戦の「R391」、そしてSUPER GT GT500に参戦する最新の「MOTUL AUTHCH GT-R」が夢の競演・・・
NISMO FESTIVALには、幅広い世代が感動出来る演出がそこかしこに見られるのだ。
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衝撃! 2012年はNISMO FESTIVALを一回お休み・・・
NISMO FESTIVALは、コース上をレーシングカーが走り回るだけのイベントではもちろんない。
ステージではレーサーたちのトークショーが繰り広げられたり、レース開催中は入ることが出来ないピット内の様子を見れたり、さらにはレーサーの運転による同乗走行が出来たりと、盛り沢山な内容となっていて、一日楽しむことが出来るのだ。
しかし残念ながら、2012年はNISMO FESTIVALを1年間休止するとNISMOから衝撃の発表がされた。これは、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO)が、モータースポーツ専門会社としての機能強化と、NISMOブランドビジネスの強化/拡大にともない、本社を横浜市鶴見区(日産横浜工場内)に移し、2013年1月より新社屋にて稼動することから決まった。そう、12月はまさにお引越しで大忙しの時期なのだ! このことが会場で改めて発表されると、毎年NISMO FESTIVALを楽しみにしているファンからは大きなため息がこぼれた。
しかしNISMOでは、新社屋での日産モータースポーツ活動のヘリテージ関連展示の充実、NISMOレースカー、ロードゴーイングカー展示の充実、NISMOパーツ、マーチャンダイジンググッズの展示、販売の充実、直営店舗「大森ファクトリー」の店舗、整備スペースの充実、ファン向けイベントの開催、車で来られるお客様の利便性の向上などを掲げている。つまり、次期NISMO本社スペースが「毎日が(プチ)NISMO FESTIVAL」状態になるというのだから、それはそれで期待したいところだ。
そして、次に会えるのは2013年。さらにパワーアップしたNISMO FESTIVALを、2年先まで楽しみに待つとしよう。
[レポート:トクダ トオル(オートックワン編集部)]
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