斉藤太吾選手/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」(3/3)

斉藤太吾選手/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」
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180SXのボディにコルベットV8エンジン!そのフィーリングは?

―180SXのボディにV8エンジン、興味あります!どんな感じのフィールなんですか?

大きい排気量なので、トルク感がすごくあります。あとやっぱり音がイイですよ。ずっと国産車ベースで競技をしてきているので、実は国産車ベースのチューニングにもう飽きちゃってるんですよね。

だから次は国外に興味が出て来たんです。アメリカのドリフトは自動車メーカーが参入してますし、ドリフトがマーケットとして成り立ってる。競技にバンバン新車を投入してますから、車両もカッコよくて観客も多いです。

新車販売の際にすでにドリフトを視野に入れた開発をしているし、そういう環境も羨ましいですし。

モータースポーツに関する認識が日本とはかなり違うんですよね。大会では日本車も少しは走ってますけど、ほとんどが自国の車両にV8のレースエンジンを搭載したものです。それがまた、かっこいいんですよ。

―競技車両の魅力だけではなく、競技をするための恵まれた環境という意味でも、自然とアメリカのドリフトにチャレンジしたくなったわけですね。参戦予定のシリーズはフォーミュラD(フォーミュラ・ドリフト。アメリカで開催されているドリフトのシリーズ。フォーミュラカーではなく、市販車を改造した車両で行われる)ですか?

そうです。実はフォーミュラアジアにはすでに今年、参戦してるんですよ。

―技術的には世界のドリフトはどうでしょう。

アメリカは独自の進化を遂げて、すでにシリーズとしても人気が高く、技術も高いです。アジアの方は、今年はシンガポール・インドネシア・マレーシア・タイで開催されてますが、それも盛り上がっています。

特に今、世界中の自動車部品がタイで生産されていることが多いということから、タイでの盛り上がりはすごいですね。一般ユーザーのチューニング愛好家も多いです。テクニック的にはまだまだ、という感じですが。

―日本の選手の知名度はどうですか?もうヒーロー扱いなんじゃないですか?

斉藤太吾選手とD1マシン

(笑)そうですね、日本のドリフトのビデオなんかをみんな熱心に見てるので、僕の名前を呼んでくれる人も多いです。

―そもそもクルマを好きになったきっかけは何だったんですか?

両親がクルマ好きでしたね。今も母はアルファロメオ、父はパンプキン(フォードFシリーズ)に乗っています。しかも父が趣味でクルマやバイクでレースをやっていたので、俺、5歳でバイクに乗ってたんですよ。

―でも斉藤選手はバイクレースや四輪のグリップレースではなく、ドリフトに目覚めちゃったわけですよね?それはどういう流れからですか?

バイクで走っていた同じ場所で、ドリフトをやってる人たちがいたんですよ。それで観に行って、カッコイイな、と思ったことからですね。だから車歴はミニクーパーからスタートしたんですけど、その次にシルビアを買って、乗り潰して、っていうサイクルが今も続いてます(笑)。

―そうして技術が上がるにつれ、大会にも興味が出て来たんですね?

そうですね、たまたま出た大会がD1の選考会を兼ねていたんです。それで参戦の権利が取れて、そのままいい具合に行けたんですよね。

―才能、開花しちゃったんですね!

いや、毎日走ってましたから、その頃は。練習出来る場所が自宅から3時間くらい離れてるんですけど、往復6時間かけて、それでも毎日走ってました。

―毎日?すごい!ではD1に参戦するようになったのは実は隠れた鍛錬の結果だったということなんですね。では、D1ドライバーとして、新車の中でベース車両にしてみたいクルマを具体的にあげてもらってもいいですか?

国産車ではFT-86でしょうね。アメリカ車ではコルベットとかカマロ。フォーミュラDではすでに走ってますが、カッコイイんですよ。セッティングの出しやすさを考えると日本車はやりやすくていいんですけど、そんなのどうでもよくなるくらいカッコイイんですよね。

―さて、現在斉藤選手は今ポイントランキングトップですが、今年はいけそうですか?

これから控えている大会が、エビス(福島県にあるサーキット。支配人は2006年D1チャンピオンの熊久保信重氏)が2回と富士なんです。どれも得意なサーキットなので、いけるんじゃないかと思っています。富士は車両的に有利だし、エビスは好きなサーキットなんですよ。

―ではD1のトロフィーを持って、来年アメリカに殴り込み!みたいなことが実現するかもしれませんね!

そうですね、そうなりたいです。

今井優杏の「取材後記」

今後、世界に向けて活動の場を広げられる斉藤選手。「今やらないといつまでも出来ないと思って」とその参戦理由を明かして下さいました。

それにしても!写真には諸々の事情で撮りきれませんでしたが、本当にすごい数のクルマでした。「駐車場代がハンパないですよ!」ということでしたが、うん、そりゃそうでしょうね…(笑)

毎回取材をしていて思うこと、それはドリフト選手はクルマが異様に好き!ということ。その愛情たるやレーシングドライバーの比ではないかもしれません。

なお、斉藤選手の参戦車両は、スーパーオートバックス所沢店様に常時展示されていますので、来店された方は是非間近で見て下さいね!

斉藤太吾選手 HP

http://www.k5.dion.ne.jp/~daigo-s/

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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