日産の秘策、新ハイブリッドシステム「e-Power」を年内にも投入!リーフで培ったEV技術を活用(3/3)

日産の秘策、新ハイブリッドシステム「e-Power」を年内にも投入!リーフで培ったEV技術を活用
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プラグインハイブリッドになる可能性も

日産リーフ

エンジンのサイズについては、BMW「i3」が排気量647ccの2気筒を積むように、1リッター以下になるか、それとも世界市場向けのコンパクトカー用として量産数が多くコストが安い、1.2リッター3気筒のHR12DEを改良するか、などの様々な選択肢がある。

よくよく考えてみると、「e-Power」=レンジエクステンダーというのは、メディアの憶測であって、プラグインハイブリッドになる可能性もある。つまり、エンジンのみでの走行も考慮した場合、ある程度のトルクと出力が必要となり、その場合は最低でも1.2リッターか、それ以上は欲しいところだ。

こうした搭載エンジンのサイズがどうであれ、日産としては「e-Power」の広報・宣伝活動のなかで「あのリーフのEV技術を満載」と記載してくるに違いない。

日産EV戦略の「見直し案のひとつ」

日産ノート

2010年代初頭、トヨタやホンダがハイブリッドやプラグインハイブリッドの開発に注力するなか、日産はEVに巨額投資を行い、トヨタとホンダとのパワートレインの差別化を図った。

だが、当初計画と比べて、リーフの販売は伸びず、そのため予定していたEVの「横展開(=多モデル化)」が遅れたという歴史がある。そうした日産EV戦略の「見直し案のひとつ」が、「e-Power」だと考えられる。

アメリカ、中国で今後ますます厳しさを増すCAFE(企業別平均燃費)、そして欧州のCO2規制。そのため、自動車メーカー各社は革新的な低燃費パワーユニットの開発を急いでいる。

日産の新技術「e-Power」、年内か年明け早々あたりに、その全貌が明らかになる可能性が高い。

[Text:桃田健史]

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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