日産 先進技術 試乗会レポート(5/6)
- 筆者: オートックワン 編集部
ECOペダル
クルマの発進・加速時に生じる過剰な燃料消費に対し、クルマがドライバーのエコ運転をサポートするシステム「ECOペダル」を日産は世界で初めて開発した。
これはクルマの発進時や走行時に、必要以上にアクセルを踏みすぎてしまうことで起こるエンジン回転数の上昇を、アクセルペダルの反力とランプの色、点滅によって事前にドライバーへ知らせることで抑制する仕組み。クルマの制御によるエコ運転サポートにより、多くの運転シーンにおいて燃費5%~10%程度の向上が見込めるとのことだ。
クルマの状態に応じて制御システムがエコランプを点灯させ、エコランプに加えて、コントローラーを通じてアクセルペダルの反力を強めることでドライバーをエコ運転へ導いてくれるという賢い技術。実際に乗ってみると、これ以上加速は必要ないという場面で、さらにアクセルを踏込もうとすると、足の裏から上へ上へ押し上げようとする手応えある反力を感じた。徹底した燃費向上を促す上ではかなりおすすめの機能といえる。これ以上踏むと反力が発生するというメカニズムを必然的に体が覚え、エコなアクセルワークを癖付けることができそうだ。ただこちらも無理に踏めば普段通りの加速ができるということもお伝えしておく。
この記事にコメントする