インフィニティ新型QX50は再び、スカイラインクロスオーバーとして日本上陸なるか?(1/2)

  • 筆者: 桃田 健史
  • カメラマン:桃田健史/日産自動車
インフィニティ新型QX50は再び、スカイラインクロスオーバーとして日本上陸なるか?
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新型もこの流れを継承して、日本で発売される?

インフィニティ QX50コンセプト

インフィニティが、デトロイトショー2017で初公開したミッドサイズクロスオーバーの『QX50コンセプト』は、量産化を見越した、インフィニティの意欲作だ。

現行のQX50は、日本では『スカイラインクロスオーバー』として販売されている。ならば、新型もこの流れを継承して、日本で発売されるのだろうか?

筆者は80年代末、インフィニティがアメリカで誕生してからこれまで、約30年間に渡り、アメリカでインフィニティに触れてきた。日産本社の開発陣やデザイナー、また南カリフォルニアのNDA(日産・デザイン・アメリカ)の関係者らと意見交換したり、インタビュー取材をしたりする中で、筆者なりにインフィニティというブランドを理解しようとしてきた。

そうした筆者の肌感覚で言うと、今回の新型QX50コンセプトを、スカイラインと呼ぶのは、かなり無理があると思う。つまり、日本での販売は、スカイラインと名乗るのであれば難しいと考える。

>>インフィニティQX50の詳細を写真で見る(画像37枚)

「G」と「EX」の思い出

インフィニティ QX50コンセプト

時計の針を、今から20年ほど前に戻そう。

インフィニティが大きく飛躍したのは、2000年代初めだ。日本の『スカイライン』を、インフィニティ G35に仕立てたところ、BMW 3シリーズの対抗馬としてアメリカで大人気となった。また、クロスオーバーのFXも優美なボディ形状が人気を博した。

インフィニティはこの時期、それまでのFF(前輪駆動車)とFR(後輪駆動車)の混合販売をやめ、スポーティなFRのイメージを前面に押し出す戦略で、一気にトップブランドへと駆け上がっていった。

時は流れて、2007年4月のニューヨークショー。インフィニティは中型クロスオーバーのEXを公開した。実はこの前のタイミングで、インフィニティ側がEXというバッジを外した状態で報道陣から意見を聞くという場があり、筆者も参加した。

第一印象は、FXの大人しい弟だった。

その後、2009年にEXがスカイラインクロスオーバーと名乗って日本上陸した時は、「日本の日産モデルラインアップ強化のためには、あり得る手法だが、やはりこれはインフィニティとして売るべきクルマだ」と感じた。

そして、ブランディングの観点から、インフィニティは2014年、それまでのネーミングを大転換。セダンを『Q』、クロスオーバーを『QX』と呼ぶことになり、EXはQX50へと鞍替えした。

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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