【ahead】日産 スカイライン ~岡崎五朗のクルマでいきたい~

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日産 スカイライン(ハイブリッド) 日産 スカイライン(ハイブリッド) 日産 スカイライン(ハイブリッド) 日産 スカイライン(ハイブリッド) 画像ギャラリーはこちら

インフィニティのエンブレムを持つスカイライン

日産 スカイライン(ハイブリッド)

初代から数えて13代目。登場は1957年だから、ほとんどの読者の方が生まれる前からスカイラインは存在しているわけだ。

'55年登場14代を数えるクラウンと並ぶ、日本を代表する車種である。

そんな伝統の車種にブランディング上の混乱が生じている。

2001年の11代目から日本では日産スカイライン、海外ではインフィニティとして販売されていたのだが、新型は日本で販売されるモデルにもインフィニティのエンブレムを付けてきた。リアにはスカイラインと書いてあるものの、どこを探しても日産のブランド名を見つけることはできないのだ。

日産 スカイライン(ハイブリッド)日産 スカイライン(ハイブリッド)

インフィニティと言えば日産が海外で展開するプレミアムブランド。トヨタに対するレクサスのようなものだ。とはいえ日産にはインフィニティを国内で立ち上げる計画はない。なのにどうしてインフィニティバッジ?

どうやら社内のインフィニティ部門が自分たちのクルマに日産エンブレムを付けるのはまかり成らんと言ったらしい。その結果、新型スカイラインは日産でもインフィニティでもない「日産自動車が製造するスカイラインというクルマ」という微妙な存在になった。

クルマ作りの面でも、企画部門が「スカイラインという老舗のタレは捨て一から新しく作りました」と言えば、開発部門は「スカイラインらしさを大切にしました」と言う始末。どっちが本当なの? ユーザーに理解してもらおうと思ったら、まずは社内の意見を統一するべきだろう。

とはいえクルマに罪はない。端的に言って、新型スカイラインは日産が持つ技術の粋を集めた意欲作だ。

3.5リッターV6ハイブリッドは動力性能と燃費を高次元で両立。世界初となるステアバイワイヤーも想像以上の出来映え。総合的にみてレクサスISと十分対抗できる実力を備えている。

450万円~という価格設定だけに、おいそれと買えるモデルではないが、新感覚の走行性能は体験の価値ありだ。

日産 スカイライン

パワートレインには日産独自の1モーター2クラッチ方式のハイブ リッドシステムを採用。圧倒的な加速性能とクラストップレベル の燃費を両立させた。また、ステアリングの動きを電気信号に置 き換えてタイヤを操舵する、世界初の技術を採用。応答遅れのな いシャープなハンドリングと高い走行安定性を実現した。

日産 スカイライン 350GT HYBRID/2WD 主要諸元

車両本体価格:2,482,000円(消費税抜き)/ 全長 x 全幅 x 全高:4,790mm x 1,820mm x 1,440mm / 車両重量:1,760kg / 定員:5人 / エンジン:DOHC V型6気筒 / 総排気量:3,498cc / 最高出力(エンジン):225kW(306ps)/6,800rpm / 最大トルク(エンジン):350Nm(35.7kgm)/5,000rpm / 最高出力(モーター):50kW(68ps)/ 最大トルク(モーター):290Nm(29.6kgm)/ JC08モード燃費:18.4km/L / 駆動方式:後輪駆動

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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