日産 スカイライン ユーザー試乗会レポート

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辛口ユーザーによるインプレッションは吉と出るか凶と出るか!

『食わず嫌い』とは辞書には「食べたことがなく、味もわからないのに嫌いだと決め込む人。ある物事の真価を理解しないで、わけもなく嫌うこと」と書いてある。

日産の公式Facebookに寄せられるスカイラインへのコメントは性能評価より、「なぜ、インフィニティマークなの?」や「丸型テールじゃない!価格が高い!」といったコメントが多く見られる。

スカイラインは世代ごとに多くのファンがいる日本車では数少ないクルマ。箱スカやケンメリがスカイラインという人もいれば、R32~R34こそがスカイラインという人がいるように、マイベストスカイラインに対しての思いが強い。

そこで、日産のソーシャルネットワークプロジェクトの「にっちゃん」はそういったネガコメを投稿するユーザーに一度新型スカイラインに乗ってもらい、評価してほしいと投げかけてこの「スカイライン乗らず嫌い試乗会」の開催に至った。

冒頭に書いた『食わず嫌い』の意味の通り、一度乗ってもらい、新型スカイラインの目指す方向性やスカイラインのDNAを感じてもらい、改めて評価をしてもらいたいという日産自動車の気合いが感じられる。

日産の本気度は、当日の試乗会場に駆けつけたスタッフのメンバーでうかがえる。

スカイラインの開発責任者である長谷川聡氏をはじめ、スカイラインプロジェクト統括グループ主担の村松友幸氏そして車両実験部テクニカルマイスターの加藤博義氏がスタンバイ。メディア向け試乗会と変わらない布陣だ。

試乗会が行われた神奈川県追浜にあるグランドライヴには、8組のユーザーが招待された。ユーザーの愛車はスカイラインのライバルとなるBMW、メルセデス・ベンツ、レクサスといったプレミアムブランドのクルマをはじめ、エルグランド、エスティマといったミニバンまで様々。

エルグランドなどのミニバンに乗っているユーザーも、子供の頃親のクルマがスカイラインだったという人や今日はミニバンで来たが、普段の愛車はR32GT-Rという筋金入りのスカイラインファンが含まれていた。

そんなユーザーが行う試乗会は3つのコンテンツとなっている。

新型スカイラインのセールスポイントである最新の安全装備では、2台前の車両の車間・相対速度をミリ波レーダーでモニタリングするPFCW(前方衝突予測警報)の体験。

そしてステアリングの動きを電気信号に置き換えて、意のままに快適なハンドリングが得られるダイレクトアダプティブステアリングを旧型V36との比較試乗。

そして周回路を使用してシステム合計268kW(364ps)を誇る3.5LV6エンジン+電気モーターの高いパフォーマンスを味わってもらおうというもの。さらに、加藤博義氏がドライブするスカイラインの同乗試乗付きという我々もうらやましくなるようなボリューム満点の内容だ。

試乗会の間、開発担当の長谷川さんをはじめとしたスタッフは試乗を終えたユーザーに声を掛けて、様々な意見交換が頻繁に行われた。

試乗前には「価格が高い」や「丸型テールをなぜ廃止したのか」、そして「ハイブリッドはスポーティな走りに合わない」と話してくれたユーザーの多くは新型スカイラインの高い安全性能やハイブリッドシステムが生み出す圧倒的な加速性能などに圧倒され、中には真剣に「次の愛車に検討します」という人も。

今回参加したほとんどの人は新型スカイラインのどこかにマイベストスカイラインから継承されたDNAを感じた様子で、吉という結果となった。

今後も日産自動車はこのような試乗会を開催していきたいという。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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