六本木に集結した歴代スカイライン全13台に浅野忠信氏も大感激! 好きなSKYLINEは「ハコスカ」!
- 筆者: 遠藤 イヅル
- カメラマン:オートックワン編集部
■スカイラインは今年で生誕60周年!日産で最も歴史が長いモデルに
日産自動車を代表する一台「スカイライン」は、今年4月24日で生誕60周年を迎える。それを記念して東京港区の六本木ヒルズでは4月21日(金)~4月24日(月)まで「SKYLINE TIMELINE」と称した60周年特別イベントを開催する。
クルマ好きならずとも日本人の多くがその名を知るスカイラインは、日本人の心に強く残る名車のひとつと言っても過言ではない。1957年に『プリンス・スカイライン』として生を受けて以来、現行型で13代目を数える息の長いモデルネームとなったが、日産のかつてのビッグネーム「サニー」「ブルーバード」「ローレル」「セドリック」「グロリア」などが惜しまれつつも消えてしまった現在では、日産車の中でも最も歴史ある車名になっている。世界のクルマ全体で見ても数少ない長寿ネームといえよう。
■会場には歴代スカイラインがズラリ!どのモデルも「スカイライン」の伝統を継ぐ
60周年記念イベント「SKYLINE TIMELINE」の開催場所となる六本木ヒルズアリーナでは、当時の最先端技術を数多く採用した画期的なクルマだった初代スカイライン ALSI型から、現行モデルのV37型まで全13世代すべてが一堂に集結。スカイラインや日産ファンならずとも、ドキドキワクワクする光景を展開した。モデルチェンジを繰り返しながら多くのユーザーに愛され続けてきたスカイラインは、日産にとって大変貴重な存在。日産のモノづくりのプライドを示すクルマとしても重要なクルマだ。
スカイラインはこの60年間の間、姿形やボディサイズ、排気量、搭載するエンジンなどを変えつつも、登場以来一貫して「最先端テクノロジーで走りを磨き、ドライバーの心を紅葉させる志(こころざし)」を受け継いでいるが、並べられた各モデルからは確かにそのアイデンティティが強く感じられるようだった。
V35型以降は搭載エンジンが直6からV6になり、性格もより一層高級グランドツーリングカーとしてのイメージを強めたため、スカイラインとしてのイメージにそぐわない、という意見も一部にあるのだが、スカイラインを「当時の日産が持つ最先端技術を余すこと無く投入して、その時代を創造してきた高性能スポーティセダン」として定義づけたとき、13世代どのモデルも、スカイラインという定義からは外れていないのである。
また、スカイラインの特徴は、世代ごとに型式や愛称で呼ばれるのが多いことがあげられる。3代目はC10型・ハコスカ、4代目はC110型・ケンメリ、5代目はC210型・ジャパン、5代目は・・・など、記憶の中には世代数よりも型式、愛称が先行する。これはスカイラインというモデルが常にユーザーの憧れであり、熱い想いに支えられ続けた証であろう。
■俳優・浅野忠信氏、笑顔で登場!「スカイラインが大好き!とくにハコスカ!」
4月20日にイベントに先行して行われた記者発表会では、専務執行役員・星野朝子氏が主催者代表として登壇。
「初代スカイラインが発表されてから幾度のモデルチェンジを重ねて、常にお客様の憧れのクルマとして存在し続けて参りました。これまでに300万台以上のスカイラインが日本国内で販売され、現在20万台以上が日本の道を走っています」とスピーチした。また、星野氏は「個人的にも以前5代目・ジャパンを愛用していまして、いろいろな所をドライブしました。また、社会人になって最初に自分で買ったクルマが8代目のR32型のGTS-tだったのです」とスカイラインにまつわるエピソードも語った。
そしてスペシャルゲストとして登場した日産の創業地・横浜生まれの俳優・ミュージシャンの浅野忠信氏は「今日はほんとうに嬉しいです。ぼくはスカイラインが大好きなのです。とくにハコスカ! ハコスカというクルマに出会ったときのことを鮮明に覚えていますし、家にミニカーが何台もあるくらい好きです。中学校の友達の兄が免許を取ってハコスカを買って、『忠信君乗って』って言われて乗せてもらったときに、カッコいいなって思いました!」と嬉しそうにハコスカへの愛を綴った。
■西部警察のスカイラインも格好良かった
また、漫画「湘南爆走族」の登場人物がスカイラインに乗っていたことや、刑事ドラマ「西部警察」で渡哲也氏が劇中で乗っていたジャパン(マシンX)や6代目(マシンRS等)も思い出深く、スカイラインを見ているだけでワクワクします、と少年のように目を輝かせた。少年時代に西部警察から得たインパクトは大きく、今の俳優という仕事への影響はあるとのことだった。
クールな印象の浅野氏だが、登壇してスカイラインの魅力や関わりなどを話す間はずっと笑顔を絶やさず、ほんとうにクルマが好き、スカイラインが好きなのだなと感じさせた。実際にドライブが大好きで、現場に行く時も自分でステアリングを握ることが多いという。「車内では台本を覚えたり大切な人と過ごしたりリラックスするなど家以外での重要な空間です」と語り、浅野氏とクルマとの関わりも教えてくれた。
【動画】浅野忠信、”スカイライン愛”を語る <日産 SKYLINE 誕生60周年イベント>
■“SKYLINE TMELINE STUDIO”で各世代の時代にタイムスリップしてみよう!
六本木ヒルズアリーナのイベント会場にはイベント期間限定で“SKYLINE TMELINE STUDIO”がオープンする。
これは、初代~現行型の各年代のスカイラインが観て来た時代の景色の中に歴代スカイラインと一緒に映り込める、という不思議な写真が撮れるスタジオだ。自分が入り込みたい年代を選択しスタジオ内で撮影をするだけで、数分後には初代スカイラインなら建設中の東京タワー、4代目ならパンダがやってくるときの盛りあがり、8代目なら平成に変わる頃の渋谷・・・といった各年代の風景にタイムスリップが出来る。
撮影を終えると専用サイトに自分が写った写真がアップロードされるので、その画像を簡単にダウンロード出来る。またSNSにシェアするとその場でプリントアウトもしてくれるのも嬉しい。
筆者は1971年生まれなので、その時代をチョイス。クルマは3代目、ハコスカだ。出来上がった写真を見てびっくり。アポロ宇宙船が打ち上げられるシーンの前に1968年型のハコスカ4ドアセダンと、アポロを見上げる自分が写っているではないか!
これはかなり楽しい趣向だと思った。ぜひ会場で体験してみて欲しい。
日本が愛した日本のグランドツーリングカー、スカイライン
その他イベント会場では「スカイライン スペシャルラバーストラップ」を1個500円のカプセルトイで購入可能だ。歴代13モデルを網羅したラバーストラップで、何が出るかは買ったときのお楽しみである。筆者は4代目のケンメリを出した。印象的だったブルーメタリックの雰囲気やボディ後部の”SKYLINE”ロゴ、GTバッジなどもよく再現されている。
この週末は「日本が愛した日本のグランドツーリングカー」スカイラインの生誕を祝うイベントに足を運んでみてはいかがだろうか。
[レポート:遠藤イヅル/Photo:オートックワン編集部]
【スカイライン全13モデル展示】
スカイライン誕生60周年を記念して、1957年の初代モデルから現行の最新モデルの全13モデルを六本木ヒルズアリーナに展示する。60周年に関連して貴重な過去モデルを含めて全モデルが展示されるのは、六本木ヒルズアリーナのみ。
【フォトスタジオ“SKYLINE TIMELINE STUDIO”】
各年代のスカイラインが見てきた景色、これから見る景色の中に、体験者がタイムスリップできる不思議なフォトスタジオ“SKYLINE TIMELINE STUDIO”が六本木ヒルズにオープンする。
【スカイライン スペシャル ラバーストラップの販売】
スカイライン60周年を記念し、『スカイライン スペシャル ラバーストラップ』を六本木ヒルズアリーナで行われるイベント会場にて販売いたします。初代スカイラインから、現行スカイラインまで全13モデルを再現したラバーストラップは、イベント会場のカプセルトイにて購入できる。価格は500円(消費税込)で、数に限りアリ。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。