日産 新型セレナ 新型車解説(2/2)

これだけ装備・仕様が向上しながらも価格は据え置き！

快適性も大幅に向上。

新型エルグランドから採用されている2列目のロールサンシェードが新型セレナでも新採用。強い日差しや暑さも和らげる快適装備だ。

また、メーカーオプションとはなるが、11インチの大型ワイドモニターも装着でき、クラス最大のエンターテイメントシステムが用意されている。

室内関係では、質感の高さも見逃してはいけない。この手のクラスで比較しても上質感はトップクラスといっても過言ではない。

操作系も大きなスイッチで慣れれば、視線を動かさなくても操作が可能な感じだ。

メーター視認性のよさと先進性を感じさせるマルチグラフィックアッパーメーターを採用。形はサングラスのような特徴的な形をしている。

左側にエンジン回転を表示するタコメーター、中央には大きめに表示されるデジタル表記のスピードメーター、そして右側にはECOメーターを表示。

このECOメーターはアイドリングストップ時にはアイドルストップ停止時間タイマーとなり、運転中にはECOドライブを促すECOドライブナビゲーター、または、瞬間燃費計を表示する優れモノ。これによって楽しくエコ運転ができるようアシストしてくれるのだ。

最後はスタイリングだ。

サイドシルエットを見ると、かなりのキープコンセプトに見られがちだが、フロントを見ると先代までと比べ、キリッとシャープなデザインに変貌した。リアにはクリアな縦長のリアコンビランプを採用し、スタイリッシュさが増した印象。

そして、売れ筋となってくるであろう、ハイウェイスターは、開発段階からしっかりとデザインされただけあって、迫力あるフロントマスクにエアロバンパーが装着されるなど、スポーティなスタイリングを好む人にはオススメのモデル。

さらに、個性を重視する人に人気なライダーも先代同様設定されている。

オーテックジャパンが手がけるライダーは老若男女問わず、高い支持があり、新型セレナライダーもライダーと一目でわかるエクステリアデザインに、内装にも専用シートや専用フィニッシャーが装着される。

価格は先代モデルからナント据え置きの216万円から。これだけ装備や仕様が向上したにも関わらず、据え置きならかなりのお得感がある。

モデル末期で新型を投入してきた競合車にトップの座を奪われたが、これならすぐに取り戻せそうな感じを受けた。