2017年モデルは“新生”「NISSAN GT-R」だ!試乗でみえた「無機質な機械」から「血の通ったクルマ」へ(1/3)

  • 筆者: 桂 伸一
  • カメラマン:日産自動車
2017年モデルは“新生”「NISSAN GT-R」だ!試乗でみえた「無機質な機械」から「血の通ったクルマ」へ
日産GT-R(R35)'17モデル 日産GT-R(R35)'17モデル 日産GT-R(R35)'17モデル 日産GT-R(R35)'17モデル 日産GT-R(R35)'17モデル 日産GT-R(R35)'17モデル 日産GT-R(R35)'17モデル 日産GT-R(R35)'17モデル 日産GT-R(R35)'17モデル 日産GT-R(R35)'17モデル 日産GT-R(R35)'17モデル 画像ギャラリーはこちら

日産 新型「GT-R(2017年モデル)」は何が変わった?

日産GT-R(R35)'17モデル日産GT-R(R35)'17モデル

2017年モデルの新型GT-Rは、基本骨格はそのままにスタイリッシュに生まれ変わった。速さと安定性と乗り味も極めて洗練された・・。

なにが変ったのか!?

単体で眺めるとフロント回りがシェイプされた。それは新旧2台を並べる事でより明快になる。全体的に丸みを帯びたポッチャリ系は初期型から2016モデルまで。新型となる2017モデル「GT-R」はボンネット、グリル、フロントバンパースポイラーの構成がスッキリとまさに贅肉を削いだ印象。

サイドシル、Cピラーを含むリアフェンダーまわり、リアはテールライトのフチを盛る造形とバンパーの形状はニスモに準じる。ということで、より多くの空気を取り入れ排出しながら流す効率はエアロ効果とともに、抵抗となる要素を差し引きしながら整える。

内装はGTカーに相応しいレザーの風合いが優しく乗員を包み込む。各部パネル類の合わせ目、曲げ加工、ミシン目ステッチはビシッと真っ直ぐ入る精度と質感の高さがプレミアムスポーツに相応しい。

ダッシュボードやインパネ、センタークラスターまでデザイン変更。10年目を迎えるだけに、毎年の進化のレベル、マイチェンのレベルではない進化であり、コストの掛け方からして「新生」と呼べる2017モデルGT-Rである。

軟弱になった訳ではないが「乗りやすくなった」

日産GT-R(R35)'17モデル

スポーツカーに対して、とくにGT-Rに対してだが“乗りやすくなった”と表現すると拒絶反応が多い。どこか甘く弱く軟弱になったという誤解が生じるのだろう。しかし2017モデルGT-R・・、じつに「乗りやすくなった」。

世界のスポーツカーの流れはそこにある。よりパワフルに、トルクフルになるパワーユニット、タイヤのパフォーマンスはあがり旋回性能も高く、ブレーキ能力も優れた・・・と進化する各パートを1台にまとめると、より速く滑らかに扱いやすく、つまり乗りやすくする事は、至極当然それが技術力だ。

だから“新生”GT-Rがより洗練、成熟された乗り味になるのも当然の流れ。そこには直進安定性、旋回性能引き上げによる速さと優れた操縦性がまずはある。トランスミッション、エンジンからのメカニカルノイズ低減と変速ショックの低減は、市街地の常用域から超高速域での静粛性にもつながる。

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桂 伸一
筆者桂 伸一

1982年より雑誌「OPTION」誌編集部員からレーシングドライバーに転身!!92~93年はR32 GT-RでN1(現スーパー)耐久シリーズチャンピオン。近年はドイツ・ニュルブルクリンクで開催される24時間レースに、アストンマーティン・ワークスカーのドライバーとして参戦。2度の優勝を飾る。日本ジャーナリスト協会(AJAJ)会員、日本カーオブザイヤー(COTY)選考委員、ワールドカーアワード(W-COTY)選考委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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