e-NV200でプライベートな時間を贅沢に過ごす [日産 e-NV200 試乗レポート]/飯田裕子(2/2)

e-NV200でプライベートな時間を贅沢に過ごす [日産 e-NV200 試乗レポート]/飯田裕子
日産 e-NV200走行イメージ 日産 e-NV200と飯田裕子さん e-NV200の電気を使用したホームベーカリー・電気ケトルでカフェ 日産 e-NV200と飯田裕子さん 日産 e-NV200と飯田裕子さん 日産 e-NV200と飯田裕子さん 日産 e-NV200と飯田裕子さん 日産 e-NV200走行イメージ 日産 e-NV200走行イメージ 日産 e-NV200走行イメージ 日産 e-NV200 ラゲッジ 画像ギャラリーはこちら

e-NV200のラゲッジはまるで「食パン」のよう!

e-NV200の荷室は、(5人乗りの後席以後)長さ1.1m×幅1.5m×高さ1.3m。高さも広さも十分なスペースは、いかにも様々な大物や量を飲み込むことができそうだ。

そんな想像が膨らんだ私、後席にラゲッジを向いて膝を立ててラゲッジスペースを眺めてみたのだが、食パン一斤分のようなカタチをしたそのスペースに、大人気もなく足をバタバタさせながらウキウキしてしまった。

ビジネスユースと思わなければ、そのシンプルなスペースが一つのツール箱のようで新鮮に見えたのだ。

日産 e-NV200からロードバイクを引き出す飯田裕子さん
日産 e-NV200 ラゲッジ

今回はココに編集者S氏のロードバイクを積んでみたが、フロントタイヤは外したものの、それ以外は十分であり、周囲には他のプチキャンプ道具も積めた。これを2列目シートを畳み2人乗り状態にすれば奥行は1.8mとなり、より一層大きな、もしくは多くの荷物を積むことができる。

そもそもビジネスユースを重視したNV200のEV版であるe-NV200は、前述の荷室のみならず全体的な室内の印象も色気はない。しかしその「道具っぽさ」がまたこのモデルの個性と言えるのではないか。

バッテリーの「使い過ぎ」を防止する機能も

日産 e-NV200走行イメージ
日産 e-NV200走行イメージECOモードボタン

フロントウインドウはもちろんサイドウインドウもとりわけ広いフロントシートの解放感と、スッキリとしたEVの走行はとても似合っていた。

乗り心地はフラットでゴツゴツやバタつきもない、本当の意味でのフラットゆえ、決して悪くない。航続可能距離はバッテリー残量とともにメーター中央に表示され、特にEVに不慣れな私はソレをチェックする頻度が高いのだと思うが、リーフユーザーなどは慣れると走行感覚で大体の消費パターンや電費が想像できるようになるという。

またその電費のコントロールにはECO/ノーマル(Dモード)のスイッチが活躍しそうだ。

ECOモードであればEVらしい加速瞬足はやや鈍り、アクセルを緩めたときの減速感(回生)も強い。一方でDモードはアクセルを少し踏み込んだだけでスッ、スッ、スッと前進する力が強くグイグイと走る。

運転席、助手席のシートヒーターとステアリングヒーター

電費のマネージメントには、エアコンの使用頻度もかかわってくる。今回はポカポカ陽気だったためエアコンは使用しなかったのだったが、冬場はスイッチ一つですぐに温かくなる「ステアリングヒーター」や「シートヒーター」を使えば、電力の消費を抑えながら体を温めることができる。

パワープラグの使用量を制限する設定で、使い過ぎを防止することも出来る

もう一点、バッテリーの残量制限を設定することができるので、出かけた先でクルマを停めて電気を使う場合などにバッテリーの使い過ぎを防止することができる。

もし、バッテリー残量が設定したリミットを下回ると、パワープラグが自動停止する。最低限残しておきたいバッテリー残量を予め決めておけば、出先でも安心だ。

日産 e-NV200と飯田裕子さん
e-NV200の電気を使用したホームベーカリー・電気ケトルでカフェ

例えば、日常では通勤やお子さんの送迎などに。週末はレンタルしている畑に、ペットとの広いドッグランを求めて。そしてオートキャンプ場で充電しながら1DAYピクニックを楽しむなど、e-NV200とのつき合い方が頭に浮かぶ。もちろん、使い方はひとそれぞれだけれども。

確かにEVには航続距離への不安がつきまとう。が、慣れると電力や充電のマネージメント方法もわかり、何の不満もないばかりか、むしろカワイイと言う人もいる。

より快適な実用車を求める、幅広い人たちにこのクルマを勧めようとは思わない。しかし、マネージメントの面白さや緊急時の外部電源としての頼もしさ、そして電気を持ち出して楽しめるEVミニバンの新しさは、誰かの好奇心とか冒険心を誘うのではないかしら。

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飯田 裕子
筆者飯田 裕子

OL時代に始めたレース活動をきっかけに、クルマへの興味/関心を深め、フリーの自動車ジャーナリストに転身。自動車雑誌への執筆や自動車系TV番組出演などから、活動の場を広げ、現在では女性誌および一般誌、新聞、Web、ラジオ番組でのパーソナリティ、TV、トークショーと活躍の場は幅広い。ドライビングインストラクターとしてのキャリアも長く、自動車メーカーをはじめ、一般企業、保険会社、警視庁などが主催するスクールでの指導にも定評あり。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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