日産 新型 エルグランド[2014年1月ビッグマイナーチェンジモデル] 試乗レポート/渡辺陽一郎(2/3)

日産 新型 エルグランド[2014年1月ビッグマイナーチェンジモデル] 試乗レポート/渡辺陽一郎
NISSAN NEW ELGRAND 250Highway STAR Premium(日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム)[2WD] 日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD/ボディカラー:インペリアルアンバーパール(新色・Higway STAR専用色)] 日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD/ボディカラー:インペリアルアンバーパール(新色・Higway STAR専用色)] 日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD/ボディカラー:インペリアルアンバーパール(新色・Higway STAR専用色)] 日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD/ボディカラー:インペリアルアンバーパール(新色・Higway STAR専用色)] 日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD/ボディカラー:インペリアルアンバーパール(新色・Higway STAR専用色)] 日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD/ボディカラー:インペリアルアンバーパール(新色・Higway STAR専用色)] 日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD/ボディカラー:インペリアルアンバーパール(新色・Higway STAR専用色)] 日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD/ボディカラー:インペリアルアンバーパール(新色・Higway STAR専用色)] 日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD/ボディカラー:インペリアルアンバーパール(新色・Higway STAR専用色)] 日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD/ボディカラー:インペリアルアンバーパール(新色・Higway STAR専用色)] 画像ギャラリーはこちら

荷室アレンジにも手が入った

日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD/ボディカラー:インペリアルアンバーパール(新色・Higway STAR専用色)]

今回の新型エルグランドのマイナーチェンジだが、外観のみならず、細かな仕様にも手が入っている。内装では、天井の形状を見直すことで、全高を変えずに室内高を25mm拡大(ツインサンルーフ装着車は除く)。頭上の空間に余裕を持たせ、内装の質感も向上させている。

実用面で最も進化したのは荷室の使い勝手だ。従来型では、荷室床面の高さをリヤゲートの開口下端に合わせていた。そのために荷室の床が高く、3列目シートを前に倒すとフラットな広いスペースに変更できた。ただし荷室の床と天井との間隔は乏しく、ゴルフバッグなどを積みにくい。

日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD]日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD]

そこでマイナーチェンジ後の新型 エルグランドは、荷室の床を下げて3列目シートにスライド機能も設けた。3列目を前に寄せれば、車内の後端には、上下方向に余裕のある荷室を確保できる。従来型と違って、3列目を畳んでもフラットな荷室にはならないが(ディーラーオプションではフラットラゲッジボードが用意されている)、上下方向の寸法が増したことで使い勝手は向上した。3列目シートの背面形状も見直され、畳んだ状態の積載性も高めている。

現行エルグランドはリヤゲートの開口下端が少し高く、3列目の格納方法も、左右跳ね上げ式ではなく前方に畳む方式にした。3列目を電動格納にするといったメリットはあったが(マイナーチェンジ後は設定されていない)、3列目を畳んだ時の荷室を広げる上では不利な条件が重なった。そこでマイナーチェンジで改善したわけだ。

複雑だったグレード構成を見直し

日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD]

このほかグレード構成も見直され、直列4気筒の2.5リッターエンジン搭載車に、「ハイウェイスター プレミアム」が追加された。従来から設定のあったV型6気筒 3.5リッター搭載の同グレードと同じく、本革シートなどが装着される上級グレードだ。その代わり、2.5リッターの「250ハイウェイスター ブラックレザー」は廃止された。マイナーチェンジを経て、やや複雑だったグレード構成が分かりやすくなっている。

試乗車は、新設定された2.5リッターの「250ハイウェイスター プレミアム」を選んだ。車内に入ると、インパネ周辺の造り込みは、従来型にも増して上質だ。木目の装飾の入れ方などは、まるで高級セダン「日産 フーガ」のミニバン仕様という雰囲気。ミニバンとしてはインパネの上端やサイドウインドーの下端が高めで、セダンのような囲まれ感がある。側方や後方の視界を得る上では不利な形状だが、豪華な雰囲気は演出されている。

高級セダンの質感と、セダンにはないゆとりの空間

日産 新型 エルグランド 250ハイウェイスター プレミアム[2WD]

標準装着される本革シートにはステッチも入って、座り心地は適度に柔軟だ。本革の割に滑りにくく、運転姿勢も乱されにくい。助手席は座面の下側からオットマンが持ち上がり、足を適度にサポートする。

2列目シートは床と座面の間隔が若干不足する。少し腰が落ち込み、膝が持ち上がりやすい。オットマンを装着したことも関係しているが、座面の前端は柔軟に仕上げた。膝の裏側を強く押される印象はなく、快適に座れる。

3列目シートは2列目以上に床と座面の間隔が近く、膝が持ち上がって大腿部が座面から離れやすい。なので大人6名で乗車する時には、新たに装着された3列目のスライド機能を後端に寄せることになる。座面の造りは比較的柔軟で、座り心地に不満はない。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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