日産 新型(3代目)エクストレイル オフロードコース試乗レポート/渡辺陽一郎(1/3)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:日産自動車/オートックワン編集部
日産 新型(3代目)エクストレイル オフロードコース試乗レポート/渡辺陽一郎
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新型エクストレイルは「タフギア」なのか?

日産 新型(3代目)エクストレイル日産 新型(3代目)エクストレイル

カッコ良くなったが、普通っぽい印象も受けるのが日産の新型エクストレイルだ。先代型の角張ったボディは、前輪駆動ベースのSUVでも雰囲気はオフロードモデル風。「タフギア」というキャッチフレーズもピッタリだったが、新型エクストレイルは少しイメージが変わった。

そこを払拭する意図もあるのか、新型エクストレイルの報道試乗会が特設のオフロードコースで開催された。

試乗したグレードは4WD・20Xの2列シート仕様。エンジンは直列4気筒の2リッターを積む。

先代型に比べると少し硬い印象だが、不満を感じるほどではなく、快適性を損なわない乗り心地

日産 新型(3代目)エクストレイル日産 新型(3代目)エクストレイル

オフロードコースといっても、4WDのSUVであれば大半の車種が不安なく走破できるレベル。試乗前に、4WDをロックモードに入れてATはLレンジへ、と指示されたが、オートモードで走っても何ら問題はなかった。

発進すると、まずは左右のサスペンションが互い違いに伸縮するデコボコ道がある。新型エクストレイルの最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)は205mmと余裕があり、下まわりを擦る心配もなく走れた。

この時には乗り心地もチェック。先代型に比べると少し硬い印象だが、不満を感じるほどではなく、快適性を損なわない。ボディの前後の傾き方に応じて駆動力やブレーキを調節し、車体を水平に保つアクティブライドコントロールの機能も利いているようだ。

日産 新型(3代目)エクストレイル

次はボディを大きく傾かせながら曲がるバンク。なるべく傾斜角度を付けるために上の方を通ったが、横転の気配はまったくない。ハンドルを逆方向に切るなど、よほどの操作をしなければ挙動は乱れないだろう。次は丸太の上を走ったが、これも写真撮影のセクションという感じだ。

この後は大きな石を敷き詰めたデコボコ道。雨天時に2WDで走ればスリップするかも知れないが、4WDの状態であれば駆動力の伝達効率も高く、普通に運転できた。

日産 新型(3代目)エクストレイル
日産 新型(3代目)エクストレイル日産 新型(3代目)エクストレイル

続いて急な登坂路を登り、頂上で一度停止した後、下りに入る。

下る時にはアドバンスド・ヒルディセント・コントロールを試す。4WDをロックモードに入れてATレバーはLレンジ。この状態でスイッチを入れると、ブレーキ操作を一切行わずに、時速4~15kmで下れる。車両が横滑りを生じた時は、4輪を独立制動して安定させる機能も併せ持つ。

下り始めると確かにブレーキが自動的に作動して、直進状態を維持しながら走行できた。日本で使う機会はほとんどないと思うが、生活圏内に滑りやすい登降坂路があるようなユーザーには、安心感が高いだろう。

以上がオフロードコースの印象。写真を見ていただけば大体の状況は分かると思うが、この程度の路面条件であれば、さほど緊張することなく走破できる実力を持つ。

[次ページへ続く]

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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