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デザイナーズルーム 2012/8/28 10:23

日産 ノート デザイナーインタビュー/プロダクトチーフデザイナー 前田 敦(4/4)

関連: 日産 ノート Text: 森口 将之 Photo: オートックワン編集部
日産 ノート デザイナーインタビュー/プロダクトチーフデザイナー 前田 敦

日本でデザインをすることはハンデである

日産 ノート デザイナーインタビュー/プロダクトチーフデザイナー 前田 敦日産 ノート デザイナーインタビュー/プロダクトチーフデザイナー 前田 敦

AO:ところで前田さんにとって、イマジネーションが膨らむ瞬間はどんな時ですか。

M:2つあります。ひとつはモデルスタジオです。デジタルのデータを見ている時よりも、モデルを見ながらモデラーとのやりとりしている時に、イマジネーションが生まれてくることが多いです。現場がいいみたいですね。

もうひとつは休憩しているときです。寝転がって数独などをやるんですが、頭の中に入っている情報がリンクし始めて、くっつくことがあるんです。緊張状態ではなかなか起こらないですね。でもテニスや水泳をしている時は浮かびません。没頭しちゃっているみたいです。

AO:最後に、カーデザイナーを目指す若い人に対してアドバイスをお願いします。

M:今の若い人は世界的に、キュリオシティ(好奇心)が足りないと思っています。人間が何かする時は、好奇心がないと難しい。だから見てやろう、知ってやろうという気持ちを強く持ってほしいです。

それと日本でデザインをすることはハンデだと思っています。よほど意識しないと、大陸の状況が分からない。インターネットで全部の情報が入ってくるのは錯覚で、そのクルマがどう使われ、どう評価されているかは分からない。キュリオシティがあれば、行ってみよう、乗ってみようとなるわけです。好奇心さえあれば、スキルはついてきますし、いいデザイナーになれると思います。

インタビューを終えて

日産 ノート デザイナーインタビュー/プロダクトチーフデザイナー 前田 敦

実用車としては認められても、ハッチバックとしては認められない。ヨーロッパのマーケットを知り尽くした前田氏の言葉は説得力があった。だから旧型では実直なイメージが強かったノートを、エモーショナルでハイクオリティな姿に一新させたのだろう。

安くて燃費のいいクルマばかりがもてはやされる日本で、クルマ好きのためのコンパクトカーを目指したノートのクルマ作りがどう受け入れられていくか、大いなる期待とともに見守りたいと思った。END

筆者: 森口 将之

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