NISMOコンプリートカーモデル 試乗レポート vol.2 ～「ノートNISMO S／エルグランド NISMO パフォーマンスパッケージ」～／山本シンヤ(2/3)
- 筆者： 山本 シンヤ
- カメラマン：茂呂幸正
頭を使いながら走るスポーツドライビング
その走りは、ノーマルよりもダイレクト感が増し、LSDでグイグイ引っ張る感じは、かつてのホットハッチを思い出す。
限界も高くオンザレールの走りと思いきや、スロットルオフや荷重移動にも素直に反応してくれるのも嬉しいポイント。
決してパワフルではないが、トルクフルでレスポンスのいいエンジンは、かつてのホンダ「ZC」を思い出した。限りあるパワーを、MTを駆使してコーナリングスピードを落とさない理想のラインを…と頭を使いながら走るスポーツドライビングは、マツダ「ロードスター」に通ずる部分もある。
車高はかなり下げられているものの、サスペンションはしなやかで路面追従性もいいので、快適性は路面状況によってはノーマルよりいい所も。この仕様でナンバー付きのレースやラリー（ターマック）などがあったら面白いのに…と感じさせる一台だった。
エルグランドにだってニスモコンプリートは健在！
日産のフラッグシップミニバンであるエルグランド。実は乗り換えする人の多くが、かつて日産のスポーツ系モデルユーザーと聞く。
となると、もう少しスポーツ心が欲しいと思うのが本音だろう。「エルグランドにもニスモコンプリートがあれば…」と思う人もいると思う。
それをパッケージオプションで実現させるのが、『エルグランド NISMO パフォーマンスパッケージ』だ。コンプリートカーと同じコンセプト、プロセスで開発が行なわれているので、性能／品質共にお墨付きである。
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自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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