日産 スカイラインクロスオーバー 新型車解説(3/3)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:原田淳
さてライバルとは?
最後に動力面だが、冒頭でもお伝えした通り、スカイラインクロスオ-バーに搭載されるエンジンは、330ps×36.8kgmの怒涛のパワーを発生する3.7L。実はエンジンはこれ1機種のみとなる。これに2WDと4WDが用意され、全て7速ATで操る。まさに疾風迅雷、ブッ飛ぶSUVとはこのことだ。
しかし、ただ速いだけで済まさないのが、今日の日産のブランドアイデンティティ。速さもさることながら、あくまでスカイラインクロスオーバーは“世界で一番エレガント”を目指したSUVだけに、その乗り心地も徹底的にチューニングがされている。サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン式、リアにマルチリンク式を採用。またリアのショックアブソバーのレイアウトもEX35から変更され、パワフルな走りと、それをサポートする上質な乗り心地を手に入れたと話す。
スカイラインクロスオ-バーのライバルとして浮上しているのが、ハリアーことレクサスRX350や、BMWのX3、それに同社のムラーノ。今では確固たるSUV市場を席巻する、どれも“つわもの”だけに、一体どのポジションにまで食い込むことができるのか、SUV好きの私からしてみれば正直とても興味津々である。
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