日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~(1/5)

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:日産自動車・オートックワン編集部
日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~
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日産が考える自動運転の未来像「日産 IDSコンセプト」

日産の自動運転が示す自動車の壮大な未来予想図 ~日産「IDSコンセプト」徹底解説~

自動車の先進技術といえば、今は自動運転。各メーカーがいろいろな技術を発表しているが、今回は日産を取り上げたい。

日産の考える自動運転の姿を具体的に示したのが「日産 IDSコンセプト」だ。第44回東京モーターショー2015にも参考出品されたので、ご存じの読者諸兄も多いと思う。

日産 IDSコンセプトは、自動運転の機能を備えた電気自動車だ。外観はクーペ風だが、観音開きのドアを備え、4名が快適に乗車できる室内空間を備える。

完全自動運転モードとマニュアル運転モードがセレクト可能

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IDSコンセプトの一番の特徴は、自動運転のPD(パイロットドライブ)モードと、MD(マニュアルドライブ)モードをドライバーが任意に選べることだ。

自動運転のPDモードでは、インパネが大型のモニター画面に変わって、映画やTVなどを楽しみながら移動できる。この時には車内に収められた4つの座席が少し内側を向き、乗員同士のコミュニケーションも図りやすいレイアウトになり、まるでリビングルームにいるような感覚になる。

手動運転のMDモードは、ドライバーの前側に乗馬で使う手綱をイメージしたステアリング、メーター、ヘッドアップディスプレイなどがセットされる。同時に4つの座席が今日の自動車と同様に前方を向き、ドライバーが運転に集中できる空間になる。

PDモード、MDモードともにAI(人工知能)が使われ、常に安全を確保している。車両の前後左右にセンサーが張り巡らされ、たとえMDモードでマニュアル走行している時でも、ドライバーに対する運転支援が行われる。危険な状況に近づくと、安全のための制御が介入する仕組みだ。

マニュアル運転時のドライバーのクセを学習し、自動運転時に反映!?

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またMDモード時に、車両がドライバーの運転の仕方を学習する機能も設けた。これをPDモード走行で反映させ、例えば赤信号などで停止する時、ブレーキを手前からゆっくりと踏むのか、比較的強めに踏むのか、といった制御をユーザーの運転特性に合わせて調節するという。

なぜこのような制御をするのだろうか。

インパネは映画のトランスフォーマーのように、モニター画面になったりステアリングが出現する。SF的というか、絵空事のようだ。PDモード時にユーザーのクセを反映させる理由も分かりにくい。運転が下手で、停止する度に乗員が前後に揺れるような運転も再現するのか。

この点を開発者に尋ねると、日産 IDSコンセプトが表現しているのは「手動から自動運転へ」という過渡期の商品だという。手動と自動を兼用することを考えて、ステアリングとモニター画面が切り替わるトランスフォーマーのような機能を設けた。ドライバーの運転スタイルを学習して、PDモードでも自分で運転している気分を味わえるようにしたのも同じ理由に基づく。「運転の仕方の反映は、あくまでも違和感のない味付けの範囲で行う」と説明する。

[2020年までに市販化、の真意とは・・・次ページへ続く]

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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