日産 ティーダ 新型車解説(6/6)
- 筆者:
シャシーは共用、エンジン&ミッションは新設計
先に書いたようにティーダはキューブ・キュービックと同様のフロアパネルを採用している。もちろんサスペンションまわりについてもキュービックと同様で、フロントがストラット、リヤがトーションビーム方式となる。
エンジンはまったくの新設計モデル。オールアルミ製で、前方吸気&後方排気方式を採用。エンジン内部のフリクション低減に徹底した力がそそぎ込まれていて、通常は上級エンジンやレーシングエンジンの製作に使われるダミーヘッド装着による製造工程を組み込むなど、その徹底ぶりにはかなり驚かされるものだ。今後、このエンジンは日産の1.5リッタークラスの中心となっていくもので、多く車種に採用されていく予定だ。
ミッションは4ATとCVTを用意。CVTも新設計の金属ベルト方式で、高い伝達効率を誇り、燃費の向上などに貢献している。このCVTが採用されるのはFFモデルのみで、4WDは4ATとなる。ただしFFでもボトムモデルとなる15Sは4AT仕様となっている。4WDはマーチなどに採用されているものと同様の電動アシスト方式を採用している。
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