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自動車評論家コラム 2011/6/22 15:53

リーフで「東京1週間」/森口将之(4/4)

関連: 日産 リーフ Text: 森口 将之 Photo: 森口将之
リーフで「東京1週間」/森口将之

航続距離の短さについては慣れの問題か

日産 リーフ日産 リーフ

さらに、渋谷の東急ハンズから横浜の元町商店街まで、普段は自転車や電車で向かう場所にもリーフで行った。

総走行距離は273kmだから、1週間の数字としては平均的だろう。当然ながら、試乗会では気づかなかったことをいろいろ発見した。

走行はDレンジではなく、ECOレンジで行った。

ECOレンジでも元気に加速するし、回生ブレーキを積極的に使うからだ。なのにリーフは、最初のシフトではDレンジに入り、ECOレンジはもう一度レバーを動かす必要がある。

これは逆にすべきだし、パドルなどで回生ブレーキ量を選べるようにすればさらにいいと思う。

20km/h以下で出るUFOの飛行音のような「車両接近通報装置」に、誰も気づいてくれなかったのも不満だ。国土交通省のガイドラインでは、チャイムやペルなどを禁止しているが、自転車のベルのように必要なときだけ鳴らすほうが100万倍効果がある。

現状のガイドラインでは事故が減らず、結局作り直しになるだろう。

そして、EVと聞いて誰もが気になる航続距離の短さについては、慣れが解決した。翌日の移動が少ないと分かっているときは、フル充電しなくても平気になったのだ。

一般充電用コードに巻き取り装置などがなく、使用後にいちいち自分で巻いてケースに入れなければならないのが不便だったためもあるが、いずれにしても毎日充電する必要はなかった。

最大の問題は、車両よりもインフラにある。

日産 リーフ

平日の昼間しか使えない急速充電施設や、30分しか充電してくれない一般充電施設(距離にして約15kmぶん)があり、横浜へ出かけた際には3ヶ所も充電施設を巡ることになってしまったからだ。

前述の車両接近通報装置もそうだが、現状ではリーフの出来の良さに周辺の環境が追いついていない感じを受けてしまう。

日本はEVの大量生産をいち早く実行した「EV先進国」なのだから、インフラについても世界に自慢できるモノを構築してほしいと願う。

筆者: 森口 将之

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