日産 リーフ 試乗レポート(4/4)

日産 リーフ 試乗レポート
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リーフが描く未来図とは

日産 リーフ

3~4名しか乗客の乗っていない路線バスなどを除くと、リーフと比較しても、公共の交通機関の方がエコ度は優れている。

従って、クルマの使用は荷物を積む必要のある買い物、公共の交通機関が未発達な地域の通勤などに限り、遠方への外出では、荷物をコンパクトにまとめて電車などを使う。クルマは駅の近くに駐車するのが、電気自動車の想定する使い方だ。

そうなるとリーフの描く未来図は、必ずしもクルマ好きに歓迎される内容ではないだろう。「いつでも、どこにでも、自由に出かけられる」というクルマの根源的な魅力に、歯止めを掛けるからだ。

さらにエコを推進するには、1台のクルマをユーザーが独占する形態も改めねばならない。複数のユーザーが共同で使うカーシェアリングの方が、効率が良くエコを促進しやすい。

日産 リーフ

この発想に基づくのが「スマートグリッド」。クルマが動いていない時は、電気自動車に蓄えた電力を、必要に応じて地域社会で利用する。

電気自動車を地域の電力インフラに位置付ければ、もはやクルマは独占の対象ではなく、公共性を持つ。クルマは自由な移動のツールで、ユーザーのライフスタイルの表現手段。

この魅力あるクルマの姿が、今後は崩れ始めるだろう。辛い話だが、この試練を乗り越えないと、切迫した地球環境の救済は難しい。

実は人間も内面から支援していて、「若年層のクルマ離れ」は、エコの推進に向けた人類の進化プログラムに組み込まれているのではないか。

リーフの静かな車内は、思索を巡らすのにも最適な空間であった。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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