日産 エルグランド 新車発表会速報

  • 筆者: オートックワン 編集部
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日産 エルグランド 新車発表会速報
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“王座奪還”が宿命!新型エルグランドがアルファード/ヴェルファイアに宣戦布告!

高級志向のユーザーはその佇まいに魅了される。そんな存在感とラグジュアリーさを併せ持つ“キング・オブ・ミニバン”日産「新型エルグランド」がついに発表された。

1997年に初代が登場し、高級ミニバン市場を切り開いたエルグランド。2002年には2代目を投入し、高級ミニバン市場を不動のものとしていた。が、しかし、アルファードやヴェルファイアなどのライバルの台頭によってその影は薄くなっていた。

日産は自らが切り開いた市場で再び“王座奪還”を果たすべく、新型エルグランドの開発コンセプトには「キング・オブ・ミニバン」を掲げ、徹底的にライバルには負けないクルマを作りあげるため8年の歳月をかけた。

長い月日をかけ誕生した新型エルグランドは、圧倒的な存在感でエルグランドらしい風格を感じさせるエクステリア、ドライバーを高揚させ、同乗者へのもてなし感にあふれたインテリア、意のままの走りとクラストップレベルの燃費性能を両立するダイナミックでラグジュアリーな真の“高級車”として登場した。

発表会でコメントした日産の志賀COO(最高執行責任者)は、「私もこれまでに3台エルグランドを乗り継いできたエルグランドファンの1人。開発メンバーには特にライバルには負けないクルマを作れとハッパをかけ続け、私的には十分満足なものにできあがったと自負しています。新型エルグランドはプライベートですでに注文しました」と、自らがエルグランドファンである志賀氏も太鼓判を押していた。

さて、今回の新型エルグランドの特長は、助手席、2列目シートで同時に使えるトリプルオットマンを採用した至れり尽くせりのゆったりシート。こんなの普通にあるんじゃない?と思うが、違うのです。

何が違うのかというと7人乗りの2列目シートには、クッション一体型オットマン、シートバック中折れ機能、3層構造パッドを同時採用したコンフォタブルキャプテンシート!長時間ドライブ時に格別な快適性を堪能できる、まさしく「キング」なのです。

ちなみにこのトリプルオットマンと中折れ機能付2列目シートの同時採用は“世界初”。さらに、スライドドアのドアノブにあるワンタッチスイッチを1回押すだけで解錠オートスライドドアが作動する「ワンタッチオートスライドドア」の採用も“世界初”だ。

そして後席に座る人すべてが迫力ある大画面で映画などを楽しむことができる「電動開閉式11インチ大型ワイドモニターとBose®5.1chサラウンド・サウンド付後席プライベートシアターシステム」も用意した。この電動で開閉可能な11インチの大型ワイドモニターを採用するのも“世界初”なのだ。

新型には初モノが用意されることが多いが、“世界初”がこれだけ用意されることはかなり珍しい。それだけ、日産はエルグランドに期待するものが大きい表れなのかもしれない。

ちなみに用意されるエンジンは、280PSを発揮する3.5リッターV6「VQ35DE」エンジンと、170PSを発揮する2.5リッター直4「QR25DE」エンジンの2機種。すべてに6速マニュアルモード付無段変速機のエクストロニックCVT-M6が組み合わされる。

気になる燃費は10・15モード燃費で2.5リッターモデルが11.6km/L、3.5リッターモデルが9.8km/Lとクラストップレベルを誇る。これは旧型比で約30%も向上させた数字だという。

そして価格。ベースとなる250XGの3,076,500円からハイエンドモデルの350HighwaySTARPremiumの4,357,500円。(価格はすべて税込)高級車として考えれば、実に魅力的な価格設定となっているのがわかる。

同時に日産の関連会社である㈱オーテックジャパンから、フロントマスクが特徴の「ライダー」、そして今回の新型モデルから追加となるエグゼクティブ向けの特別仕様車「VIP」もお目見え!

現在のキング(ヴェルファイア)の牙城を切り崩し、王座奪還が果たせるか、元キングのエルグランドが動き出した。

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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