日産「エクストレイル」に走行性能を追求した“ハイブリッドモデル”がついに登場!
- 筆者:
- カメラマン:茂呂幸正 Text:オートックワン編集部
2015年4月7日、日産が待望の「エクストレイル ハイブリッド」を発表した。
2013年12月に現行エクストレイルが登場してから追加のアナウンスはずっと出ており待っていた人も多いはず。現行モデルがリリースされてから1年半遅れでようやくハイブリッドモデルが登場だ。
しかし何故、今、ハイブリッドモデルの追加が必要だったのか?
日産 エクストレイルの属するコンパクトSUVカテゴリーは、日本だけではなく世界中で人気となっている。国産車だけでなく輸入ブランドも次々と新型モデルを投入してきており、激戦となっている。
特にハイブリッドモデルの需要はこのSUVカテゴリーでも増加傾向で、SUVの販売台数を見ると3台に1台はハイブリッドが選ばれているという背景もあり、遅ればせながらこのタイミングでエクストレイルにもハイブリッドモデルを追加してきたわけだ。
発売が遅れたのは日産に技術が無かったわけではない
日産は、早くからEVを柱とした「ゼロ・エミッション」と進化型エコカーの「PURE DRIVE」などCO2排出量削減に取り組んでいる。
今回追加されるエクストレイルハイブリッドに搭載されるハイブリッドシステムも「PURE DRIVE」の一環で、EVで培った技術をより効率的に日産独自の1モーター2クラッチ方式のハイブリッドシステムとして開発。
単なる追加モデルではなく、エコだけじゃない、SUVとして力強い走りや静粛性などをさらに強化するために作りこまれたという。
そのため「タフギア」というエクストレイルの特徴はそのままに、先進安全性も盛り込まれ、「タフ」「エコ」「安全」の3つが加わった最強コンパクトSUVとして、満を持しての登場というわけだ。
パワフルな走りを実現しつつ、エコカー減税は「免除」と経済性も格段にアップ!
走りの面でもモーターアシストの素早い反応でレスポンスの良い発進加速を実現。低速から全域に渡り2.5リッターガソリン車を凌ぐトルクを発生するので、急勾配でもパワフルな走りを実現するという。
また、EV走行での最高速度はライバル車と違い、モーターのみで100km/hも可能という。圧倒的にEV走行領域が広いのも日産のハイブリッドシステムならではだ。
しかも普通ガソリンモデルのエクストレイルはJC08モード燃費が16.4km/Lだったのに対し、今回のハイブリッドモデルはJC08モード燃費で20.6km/L(2WD)とし、エコカー減税も「免除」と経済性も格段にアップした。
価格
20Xハイブリッド エマージェンシーブレーキ パッケージ(2WD):2,804,760円(消費税込)
20Xハイブリッド エマージェンシーブレーキ パッケージ(4WD):3,011,040円(消費税込)
20Xハイブリッド エクストリーマーX エマージェンシーブレーキ パッケージ(4WD):3,216,240円(消費税込)
20Xハイブリッド ブラックエクストリーマーX エマージェンシーブレーキ パッケージ(4WD):3,240,000円(消費税込)
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