日産が「ノート」をフルモデルチェンジ! 日産 ノート 新型車速報

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日産が「ノート」をフルモデルチェンジ! 日産 ノート 新型車速報
2012年9月に初のフルモデルチェンジを実施する日産 新型「NOTE(ノート)」 日産 新型ノート 日産 新型ノート 日産 新型ノート 日産 新型ノート 日産 新型ノート 日産 新型ノート 日産 新型ノート 日産 新型ノート 日産 新型ノート 日産 新型ノート 画像ギャラリーはこちら

ますます拡大が期待されるコンパクトカージャンルの「ど真ん中」に投入

日産 新型ノート日産 新型ノート

日産のコンパクトカー「NOTE(ノート)」が、まもなく初のフルモデルチェンジを迎える。9月の正式発売より2ヶ月も前の7月16日、日産はこの新型ノートを世界初公開した。

日産 新型ノート 紹介VTR←新型ノートの詳細をイチ早く動画でご紹介(※イベントの模様ではありません)

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会場となったのは、神奈川県横浜市の大さん橋ホール。横浜の観光名所、山下公園と赤レンガ倉庫の間に位置していて、大型客船が発着出来る大きな埠頭の中にあるホールだ。ホールの窓からは、横浜港とベイブリッジが見渡せる。

かつて2004年、同じホールを使って、SUVの初代「ムラーノ」を発表した際、その後2005年にかけて発表予定の6車種を同時に一斉紹介していた。2005年に発売された初代ノートも、この時初めてお披露目された1台だった。早いもので、あれから7年以上が経過した。

その間、日本などの先進国では、中型セダンやミニバンなどからダウンサイジングするユーザーが増え、乗用車ユーザーの中でコンパクトカーの占める割合は年々拡大している。いっぽうアジア等の新興国では、これから初めて愛車を手にするユーザーたちがファミリーカーとして、まず最初に手に入れるのもコンパクトカーで、市場は今後まだまだ勢力を広げている状況だ。

そう、日産にとっても今、最も伸びが期待される重要なカテゴリーの「コンパクトカー」セグメント。そのど真ん中へ目がけ、満を持して投入されるのが、今度の新型「ノート」なのだ!

クラストップの低燃費「25.2km/L」を達成!

日産 新型ノート日産 新型ノート エクステリア・リア周り

日産がノートをフルモデルチェンジするにあたり、まず第一に注力したのは「環境性能」だった。

新型ノートでは、従来型のノートが1.5リッター 4気筒エンジンを搭載していたのに対し、イッキにダウンサイジングを実行し、新設計の1.2リッター 3気筒エンジン2機種を搭載しているのが特長だ。中でも「HR12DDR」型は、過給機のスーパーチャージャーをプラスし、1.5リッター並みの十分なトルクを得ながら、直噴ミラーサイクル化したことで燃焼効率のアップやポンピングロスの低減を図った。さらにアイドリングストップ機構や副変速機付CVTとの組み合わせにより、クラスNo.1の低燃費、25.2km/L(JC08モード)をマークしている。これにより、エコカー減税で自動車重量税と自動車取得税の100%免税を達成する見込みだ。

VWをはじめ、欧州車勢が先行した「排気量縮小による低環境負荷+過給機によるパワー担保」という考え方に追従した格好だが、その中でも特に圧倒的な低燃費性能が光っている。

細かなスペックなどは今回明らかにはされなかったが、軽量化された新開発Vプラットフォームや、車体の空力性能を高めたことも低燃費化を助けているようだ。

また新型ノートでは、室内空間が更に拡大した点も大きなニュース。中でも後席の空間が従来型よりも広がっているのを実車で確認できた。なお今回、日本市場ではノートのフルモデルチェンジに併せ、上級コンパクトカー「ティーダ」が、残念ながらラインナップから消滅することが正式に発表されている。日産ではその穴を埋めるべく、新型ノートに上級仕様「ノート メダリスト」グレードを用意する(※写真でゴールドのモデルが「メダリスト」)。

エクステリアデザインも、2012年初春にスイス・ジュネーブショーで公開されたコンセプトカー「INVITATION(インビテーション)」のイメージを踏襲し、なかなか魅力的だ。サイドシルエットの特長的なキャラクターライン「スカッシュライン」は、奇しくも同じジュネーブショーで発表された「プジョー208」にも見られるデザインテーマで新鮮な印象。フロントノーズ周りの立体造形も、コンパクトカーとは思えないほど複雑な面で構成されており、新型ノートのスタイリッシュさを演出していた。

2012年9月に初のフルモデルチェンジを実施する日産 新型「NOTE(ノート)」日産 新型ノート日産 新型ノート日産 新型ノート日産 新型ノート

新型ノートは「水もしたたるイイクルマ!」

日産 新型ノート日産 新型ノート

新型ノートのお披露目イベントの様子←動画でご覧になれます

報道陣向けのお披露目が行われた発表会は、横長な会場いっぱいに広がった巨大なスクリーンの上を、大音響とともに新型ノートが水しぶきをあげて疾走するシーンからスタートした。スクリーンのノートはそのまま窓の外へ走り、横浜港の方へ。すると会場の外には、強大な噴水によるスクリーンの中でもノートが走り回った! そしてまた会場のスクリーンへとノートが戻り、最後にはステージ中央からホンモノの新型ノートが登場するという、大迫力の演出が行われた。

新型ノートの登場とともに現れた日産のアンディ・パーマー副社長は、登壇するやハンカチを取り出し、水しぶきですっかり濡れた!?ノートのボディを拭いてみせる仕草でまず会場を笑わせた。そして新型ノートについて「日産ブランドのアンバサダー(大使)だ」と賞賛した。力強い走りとクラスTOPの低燃費、快適な室内を併せ持ち、競合がひしめき合うコンパクトカー市場の中でも、世界をリードするクルマだと胸を張る。

そのあと、もう1台のノートに乗って登場した志賀 俊之COO(最高執行責任者)は、新型ノートの日本仕様が、これまでの日産追浜工場(神奈川県)から、新たに日産自動車九州で生産することを明らかにした。欧州向けには2013年より英国日産のサンダーランド工場で生産開始の予定だ。これらを合わせ、世界市場で年間35万台を販売すると発表した。

志賀COOはさらに、新型ノートの開発陣を「チーム・ノート」と呼び、ステージに上げた。日産で初の女性CPS(チーフ・プロダクト・スペシャリスト:商品企画責任者)となった水口 美絵さんは、志賀COOから新型ノートについて一言求められ、ステージの演出にかけて「ノートは、水もしたたるイイクルマです」と話し、また会場を笑わせた。

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[レポート&PHOTO:オートックワン編集部]

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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