日産 新型フーガ(2015年ビッグマイナーチェンジモデル)試乗レポート/国沢光宏(1/3)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:茂呂幸正
ホイールキャップやステアリングコラムに至るまでインフィニティ仕様
フーガがマイナーチェンジを行った。
意外だったのは、スカイラインに続き海外で販売されているインフィニティ仕様と同じエクステリアになったことである。写真を見て頂ければ解る通り、基本的にアメリカで販売されているQ70と”ほぼ”同じ。前後のエンブレムだけでなく、ホイールキャップやステアリングコラムに至るまでインフィニティ仕様なのだ。
ちなみにインフィニティQ70はアメリカでレクサスGSとほぼ同じ価格。3.7リッターV6搭載のQ70が4万9850ドルに対し、GS350は4万8600ドル。参考までに書いておくと、Q70の競合車になっているメルセデス・ベンツE350の価格を調べてみたら5万2300ドル。BMW535iで5万5600ドルといった具合。
レクサスもインフィニティも日本の工場で生産している。日本に於けるレクサスが割高なのは、日本で凝った作りのディーラーを作ったコストが上乗せされているということなのか?実際、Q70をジックリ見ると、コスト掛かってます。例えばボンネットのキャッチャーなども、ベンツやBMWのように2カ所。ボンネットはアルミ製である。
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