日産 フーガ 新型車徹底解説(6/6)
- 筆者:
日産の持てる技術を徹底的に盛り込んだ最新のメカニズム
フーガに搭載されるエンジンはVQ型V6エンジンで、3.5リッターと2.5リッターの2種。どちらの排気量もすでに他車に採用され、定評を得ている。組み合わされるミッションは5速AT。エンジン回転やアクセル開度、クルマの加速度などを統合的に制御し適切なギヤが選択されるアダプティブシフトコントロールを採用。またマニュアル操作時にシフトダウンを行うと、自動的にエンジン回転が上昇するシンクロレブコントロールも付いた。
サスペンションはフロントを新開発のダブルウイッシュボーン、リヤをマルチリンクとした。ダンパーは世界初というデュアルフローバスショックアブソーバーを採用。このダンパーの採用によって、広範囲に渡って効果的な減衰力の獲得に成功している。
もっともスポーティなモデルとなる350GTスポーツパッケージには、リヤアクティブステアが採用された。これは基本的には、今まで採用されてきた電動スーパーHICHASと同様のもので、後輪を操舵することで応答性の向上とスタビリティのアップが行われている。後輪の操舵は速度によって異なり、低速時は逆位相のみ、中速時は逆位相から同位相に、高速時は同位相のみというもの。
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