DESIGNER’s ROOM vol.1 フェアレディZ 谷中譲治(1/4)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:田辺俊平(編集部)
日本ではあまり大きく取り沙汰されないカーデザインという分野。
当然カーデザイナーも同じである。
日本は自動車先進国でありながら、現代の若者の自動車離れは加速度を増す一方だ。そこでオートックワンは、クルマの楽しみ方の一つに“デザイン”という、 もう一つの分野が存在することを、多くの若者に認識してもらおうと考えた。
このクルマは誰が、どんなコンセプトのもと、どんな想いで、デザインを行ったのか。
話題のクルマを監修したデザイナーに、オートックワンが一早くクローズアップ。 一線で活躍するデザイナー達による、その造形に託した熱いメッセージを、 インタビューで解き明かす企画、
それが、DESIGNER’s ROOMである。
谷中氏:はい。実は折に触れてお話させていただきまして、たくさんのZイズムを教えていただきました。片山さんは今年で100歳になられるんですよ。でも若いです。しっかり今の時代を生きていらっしゃいます。
ご自分で歩かれてモデルを眺めて、僕らと同じものを食べて、同じように議論して、「現代のZはこうでなきゃいかん!」って、本当に熱く語られていました。
実は「Zでなきゃダメ!」という人が、日本にもアメリカにも大勢いるのです。片山さんが築いたものがしっかりZファンの心をつなぎとめているのだなと感じましたね。 正直、片山さんが残されたものは大きいと思います。
編)現役を退かれても、Zのことが子供のように気にかかる。つまり“Z”という存在をいつまでも受け継いでもらいたいのでしょうね。
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