日産 新型エルグランド 新型車解説(1/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:島村栄二
新型エルグランドは「威風堂々」色気あるスタイリングで登場!
日産 エルグランドが、8年ぶりのフルモデルチェンジで登場!
今回で3代目となるエルグランド。1997年の誕生以来、日本におけるミニバンの頂点に君臨し続けるその存在感は、多くの人々の心にムーブメントを巻き起こし、誕生から13年という歴史の壁をも越え、今もなお“憧れのミニバン”という灯火は、消える様子さえ見せない。
そもそもエルグランドの起源は、日産の商用バンであるキャラバンとホーミーに遡る。キャラバンとホーミーは晩年、キャラバン・エルグランドと、ホーミー・エルグランドをそれぞれ追加し、新しい乗用タイプミニバンを誕生させたことに由来する。
つまり、これこそが初代 エルグランドである。その後、ホーミー自体はキャラバンと統合。ホーミーという車名そのものも消滅し、今や日産における伝説のバンとして語り継がれている。
新型エルグランドのボディサイズは全長4,915mm×全幅1,850mm×全高1,815mm。
見た目のインパクトとして、まず車高を先代より95mmも低くしたのが特徴だ。プロポーションを低く見せたのは、他の競合ミニバンとの差別化をもたらし、高級セダン並の上質感と雰囲気をプラスさせ、先進のミニバンというイメージを展開させていく為だ。
要は、高級ミニバンの新たなスタンダードを生むのはエルグランドだということを示した格好といえる。
全長は先代より+80mm×全幅も+35mmと、ゆとりを増したサイズに変更されており、まさに威風堂々。
その流動的で有機的、しかも緊張感を与える色気のあるプレスラインをみれば、もはや商用車から格上げされたということなど微塵も感じさせないスタイリングだということがお分かり頂けるだろう。
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