BMW、新型3シリーズを7年ぶりにフルモデルチェンジ
ダイナミズムとエレガンスをより高いレベルで融合したデザイン
新型3シリーズのフロントデザインは、ヘッドライトを低い位置に配置し、BMW伝統のキドニーグリルをワイドにしたことにより、低く構えている印象を与えている。
新型3シリーズでは新たなデザインの方向性を追求し、ヘッドライトがキドニーグリルに入り込むようにデザイン、キドニーグリルに立体感が与えられている。
サイドデザインにおいては、ルーフからCピラー、そしてトランクリッドへ繋がるスムースなラインが、まるでクーペのようなエレガントな雰囲気を醸し出していると同時に、後輪駆動モデルらしいのびやかなプロポーションを形成している。
リヤデザインについては、リヤコンビネーションライトをBMWの典型的なL字型とし、バンパー上部を走るラインを両端で上昇させることで、アクセントを与えている。
また、リヤトレッドが3cm拡大したことにより、走行安定性もさることながら、見た目の安定感も向上している。
日本仕様においては、日本の機械式立体駐車場における利便性を向上させるため、ドアハンドルのデザインを日本専用設計とし、全幅を先代モデルと同様1,800mmとしている。
プレミアムな空間に加えられた高い快適性
BMW 新型3シリーズのインテリアは、快適性がより増した空間となっている。
快適で安全な操作のために、重要な操作機能がドライバーにとって最適なポジションに配置されているだけではなく、より運転に集中しやすいように、コックピットはドライバーの方向に7度傾斜している。
また、標準で装備されるiDriveの高解像度8.8インチ ワイドコントロールディスプレイは、運転席からも助手席からも見やすい位置に配置されており、ナビゲーションやマルチメディア、車両の状態などに関するメニュー項目も確実に読み取ることができる様になっている。
さらにホイールベースが50mm拡張されたことによって、後部座席のニールームは 15mmも拡大しており、ゆとりのある空間を生み出している。
優れた環境適合性の実現
BMW 新型328iには、2.0リッター直列4気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンを搭載、最高出力180kW(245ps)/5,000rpmおよび最大トルク350Nm(35.6kgm)/1,250-4,800rpmを発生し、スポーティなパワー・フィールを低燃費と低排出ガスで実現している。
この新世代のエンジンは、ツインスクロール・ターボ・チャージャー、高精度ダイレクト・インジェクション、ダブルVANOS、そしてバルブトロニックを組み合わせたBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーの採用により、低回転から広い回転域で最大トルクを発生させる。
高い環境性能を実現したエンジンの採用のみならず、高効率な8速オートマチック・トランスミッション、無駄な燃料消費を抑制するエンジン・オート・スタート/ストップ機能、ブレーキ・エネルギー回生システム、電動パワー・ステアリング等の技術を数多く採用することにより、最高出力を13%、そして最大トルクを30%も向上させながら燃費を24%も向上させ、燃料消費率はJC08モードが「15.2km/L」、10・15モードは「15.6km/L」となっている。
新型328iの全モデルは、「平成22年度燃費基準+25%」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」を達成、エコカー減税対象モデルとなっており、自動車取得税および重量税が75%減税、さらに、翌年度の自動車税が50%減税となる。
さらに、BMW 新型328iの全モデルはエコカー補助金の対象モデルとなる予定である。また「平成27年度燃費基準」を15%も超えて達成している。
スポーティで俊敏なハンドリング性能の実現
新型3シリーズは新設計のサスペンションを搭載し、アーム類の剛性を高め、かつ、ジョイント部のフリクション低減等を行っている。
これに加えて、約50:50の理想的な前後重量配分、後輪駆動の駆動方式により、BMW特有のスポーティで俊敏なハンドリング性能を実現すると共に、走行快適性も向上させている。
BMW 新型3シリーズのグレード構成と価格
BMW 328i/2リッター 直4DOHC BMWツインパワーターボ/8速AT/5,700,000円
BMW 328i Sport/2リッター 直4DOHC BMWツインパワーターボ/8速AT/5,860,000円
BMW 328i Modern/2リッター 直4DOHC BMWツインパワーターボ/8速AT/5,860,000円
BMW 328i Luxury/2リッター 直4DOHC BMWツインパワーターボ/8速AT/5,860,000円
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