三菱自、新世代電気自動車『i-MiEV』を大幅に改良

実質188万円の「M」と、機能・装備の充実した「G」の2グレードを設定

三菱自動車は、新世代電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』に、経済産業省の補助金制度が適用された場合に実質的な負担額が188万円となる求めやすい価格設定としたエントリーグレード「M」と、一充電走行距離の拡大や、タイマー充電・プレ空調機能をもつ「MiEVリモートシステム」の設定など機能・装備を充実させた上級グレード「G」の2グレードを設定し、「M」は7月25日(月)、「G」は8月中旬(予定)から全国の系列販売会社より発売する。

三菱自動車は、環境汚染、地球温暖化、石油エネルギーの枯渇など、自動車が直面する課題に対応する究極の環境対応車として、2009年7月、世界に先駆けて『i-MiEV』の販売を開始。電気自動車(EV)の普及を進めるため、国内では2010年4月に個人向け販売を開始した。

これに伴い価格も当初の4,599,000円から3,980,000円へ引き下げ、累計で約4千台を販売しており、さらに輸出やPSAプジョー・シトロエン社向けを含めると合計1万台以上を出荷した。

今回の『i-MiEV』の主な改良としては、過去2年間の販売実績から得られた、航続距離の拡大や更なる低価格化などのユーザー等の声に基づき、2種類のグレードを設定して選択できるようにしたほか、ブレーキペダル連動回生ブレーキによる一充電走行距離の拡大やアクティブスタビリティコントロール(ASC)の標準装備など基本性能を強化。

さらに夜間など比較的電力に余裕のある時間帯での充電に便利な「MiEVリモートシステム」をメーカーオプションで設定するなど、商品内容を大幅に充実させた。

なお、太陽光発電・風力発電等の再生可能エネルギー導入の推進、将来の「スマートグリッド」実現に加え、大規模災害等の非常時の電源供給を目的として、EVの大容量バッテリーの蓄電能力が注目されている。

従来の“環境問題への対応”に加えて“エネルギー需給逼迫への対応”という観点からのEVへの期待の高まりを受けて、三菱自動車では、関連技術の研究・開発を進めており、まずは、家電製品への100Wまでの電源供給が可能な「ACパワーサプライEZ」を『i-MiEV』のディーラーオプションとして設定。

2011年度中には、更に幅広い家電製品に使用できるよう、計1500Wまでの電源供給装置の商品化を目指している。

<グレード展開>

エントリーグレード「M」

・新たに設定した「M」は、一般的な軽乗用車ユーザーなど幅広いユーザーを想定したエントリーグレードとして、機能・装備を厳選するとともに、総電力量10.5kWhの駆動用バッテリーの採用等により、従来よりも大幅にお求めやすい価格を実現した(経済産業省の「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助事業」の補助金制度が適用された場合、実質的な負担額が188万円となる)。

・毎日の買い物や送迎など、軽乗用車の日常的な使用としては充分な性能(JC08モードでの一充電走行距離:120km)を確保した。

上級グレード「G」

・従来の『i-MiEV』の仕様に基づく「G」は、環境問題や先進技術に関心の高いユーザーを想定し、EVの先進性を象徴する上級グレードとして、LEDヘッドライト/リヤコンビランプや15インチアルミホイール、本革巻ステアリングホイール/シフトノブなどの上級装備に加えて、カーナビゲーションやシートヒーター(運転席、助手席)を新たに標準装備して商品内容を大幅に充実させつつ、価格を従来よりも抑えた(経済産業省の補助金制度が適用された場合、実質的な負担額が284万円となる)。

・「G」専用のメーカーオプション(10月以降生産車に装着可能)として、更なるプレミアム感を演出する「プレミアムインテリアパッケージ」、「タイマー充電」や「プレ空調」機能を備えた「MiEVリモートシステム」を設定した。

<価格(消費税込)>

M 2,600,000円

G 3,800,000円

※経済産業省が実施している「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」の対象になっており、一般社団法人 次世代自動車振興センターに申請し、交付決定されることにより、2011年度は「M」で72万円(メーカーオプションの急速充電機能を装着した場合は74万円)、「G」で96万円を上限として補助金交付が受けられる

※環境対応車普及促進税制に基づき、購入時の自動車取得税、及び自動車重量税が免税となる

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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