日産、「NV200」をベースとした電気自動車の実証運行を開始
日産は、2011年7月から小型商用車「NV200」をベースとした電気自動車の実証運行を開始すると発表した。
その第一弾として、日本国内において同月より、郵便事業株式会社(以下「日本郵便」)にモニター車1台を貸与、日本郵便が、神奈川県横浜市内での集配業務にこのモニター車を約2ヶ月間活用し、ビジネスにおける実用性を確認する。
その後は、同実証運行を欧州でも展開し、現地企業とのテストを実施していく予定。
日産の村上秀人執行役員(LCV事業本部担当)は、
「物流の側面から経済成長と環境保全の両立を促進していく点において、ゼロエミッション車が果たす役割は大きい。今回の実証運行の結果を今後の商品づくりに着実に反映し、この『NV200』ベースの電気自動車が、ビジネス、ひいては、持続可能な社会づくりに貢献できるようになることを期待している」
と述べた。
今回の実証運行のベース車である「NV200」は、先般、次世代のニューヨークタクシーに選定されたモデル。 グローバルレベルでのお客様のニーズを視野に入れた、ビジネス、デイリーユース、レジャーなど、あらゆるシーンで幅広く使用できる新世代の小型商用車。
「NV200」は、すでに世界約40カ国で販売しており、広い室内空間や燃費の良さ、優れた走行性能、魅力的なデザインなどが高い評価を得ている。
2009年度には、日本および欧州で、2010年度には中国やシンガポールで販売を開始しており、今後は、米国やインドでの投入も予定している。
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