ホンダ 伊東社長、上海モーターショーでハイブリッド・EVモデルの中国での生産など示唆
中国・上海で開催中の2011年上海モーターショーにおいて、ホンダ代表取締役社長の伊東孝紳氏がスピーチを行った。
その内容としては、中国の自動車市場は世界最大の規模であり、成長を続けているなかで、ホンダも中国のお客様から高い支持をいただいており、販売は好調に推移。
今後のさらなる発展のため、広汽ホンダの生産能力拡大や、東風ホンダの第二工場建設などを行うという。
環境への取り組みおよびハイブリッドモデル、電気自動車(EV)の生産などについて
現在販売しているシビック ハイブリッドに加え、2012年にはインサイトを東風ホンダから、CR-Zとフィット ハイブリッドを広汽ホンダから、日本より輸入し販売する。
また、これらのハイブリッド車を、中国のお客様により早く、安く供給するため、ハイブリッド車のコア部品であるバッテリーやモーターなどを現地で調達することも視野に入れ、中国での生産の準備を進めているという。
一方、電気自動車については、広州市、広州汽車集団股有限公司と電気自動車(EV)を用いた次世代パーソナルモビリティー実証実験を行うことで基本合意。
この実験を通じ広州市において、ホンダが開発中の電気自動車の実用性や利便性の確認、普及に向けた社会インフラのあり方の検証などを行う。
さらに、2012年を目標に中国で電気自動車の生産を開始する予定。
中国事業の強化
ホンダは中国進出の原点に立ち返り、「開発」「生産」「販売」の各分野での機能をさらに強化。中国のお客様のニーズを、これまで以上に商品に反映できるよう、新たに研究開発と商品企画の機能を中国に設けたという。
これにより、中国市場向け四輪車の開発をさらに充実させ、中国のお客様に、より満足していただけることを目指すとしている。
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