自工会環境レポート2010、新車の平均燃費は18.1km/リットル
一般社団法人 日本自動車工業会(以下 自工会)は、環境に関する2009年度の様々な取り組みをまとめた「環境レポート 2010」を発行した。
本レポートでは、製品設計・開発段階から生産・使用・リサイクルに至るライフサイクルを通した様々な取り組みについて、分野・テーマごとに目標(含む数値)を掲げ、その実績等の報告を毎年行っている。
2009年度における主な取り組み(本レポートの3ページ)の概要は以下のとおり。
燃費基準の早期達成
ガソリン乗用車の新車平均燃費は年々向上し、18.1km/リットルに達した。2010年度燃費基準平均相当レベル(14.8km/リットル)を大きく上回っている。
低排出ガス認定車の積極的な導入
新車に占める割合は98%となった。平成17年排出ガス基準75%低減車(☆☆☆☆)はそのうちの約9割を占めた。
自動車リサイクルへの対応
ASR(シュレッダーダスト)のリサイクル率は77.5~82.1%に向上した。2015年度以降の目標値(70%以上)を大きく上回っている。
生産における環境保全
CO2排出抑制、廃棄物の低減について2010年度各目標を達成した。
発行部数:1,000部
配布先:政府・関係省庁、マスコミ、一般
自工会並びに自動車メーカー各社は、クルマが人や自然とより良い形で共生できる社会の実現を目指して、地球温暖化対策や大気環境改善、循環型社会構築のためのリサイクルシステムの実現等、多岐にわたる取り組みを進めている。
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