メルセデス、スマートEVの実証実験を日本でも開始
メルセデス・ベンツ日本株式会社は、本日より、日本において「smart fortwo electric drive(スマート電気自動車)」の実証テストを開始すると発表した。
同実証テストは、日本特有の気候や道路条件下において実際の車両を用いて様々な走行データを収集・検証し、2012年以降に予定している市販に備えるのが目的で、欧州の自動車会社としては日本国内で初めて電気自動車の実証テストを行なうことになる。
スマート電気自動車には、先進電気自動車メーカー米国・テスラモーターズ社(テスラ社)が開発したリチウムイオンバッテリーが搭載されている。
MBJの親会社であるドイツ・ダイムラーAGは、2009年5月よりテスラ社と資本提携を行っており、バッテリーシステムや電気駆動システム、さらには個別車両の開発において緊密な協力体制をとっているという。
1,500台のスマート電気自動車を用いて世界規模で行なわれている実証テストは、2009年12月にドイツ・ベルリンでスタート。以降、欧州各国に拡大し、2010年夏からは北米で展開している。
日本では当初、3台のスマート電気自動車で実証テストをスタートし、2011年以降は10台以上の規模に拡大する予定だ。なお、日本で行うスマート電気自動車の実証テストでは一般ユーザーにも参加いただく予定だとしている(詳細は10月後半に発表)。
この記事にコメントする