フェラーリ、SAアペルタをパリモーターショーで発表
フェラーリは、パリ国際モーターショー 2010 において、SAアペルタのプレゼンテーションを行うことを発表した。この車両は、わずか 80 台のみ生産するスペシャル・モデルで、すでに完売になっている。フェラーリは、ピニンファリーナの 80 周年を記念としてSAアペルタを生産。SA という名前は、マラネッロで生産された最も成功したロード・カーに深く結びついている、セルジオ( Sergio )・ピニンファリーナとアンドレア( Andrea )・ピニンファリーナの二人の業績に数々に敬意を表して命名されている。
SAアペルタは特徴的な V12 エンジンをフロントにレイアウトした完璧なオープン・トップを採用し、エモーショナルに楽しんでいただける本物のロードスター。そのため、ソフト・トップは悪天候をしのぐためだけに設計されている。低めのフロント・ウィンドウを採用することで、SAアペルタは他のモデルと比較しても低く構えたシルエットとなり、並外れた空力特性を持っている。側面から見ると A ピラーからのアーチが、シートのフォルムに美しく沿ったロール・バーと統合しているエアロダイナミック・フィンへと続いている。
シャシー構造面では、クローズド・ボディのベルリネッタと同等の剛性ながら重量の増加がほとんどないように設計されている。
ボネット下にある 670 CV エンジンは、フェラーリ最先端の技術を採り入れ、ベンチマークとなるパフォーマンスはもちろん、ドライブする喜びを与えるという 599 のスポーティーな精神を見事に実現している。内装も同様で、洗練された素材を用いたスタイリッシュでスポーティーなトリムや色彩が至る所に使用されている。無限に近い組み合わせが可能で、全てのSAアペルタはひとつひとつが唯一の存在であることを保証する。
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