富士通テン、車両周辺監視システム「マルチアングルビジョン」をコンセプトバス「ソラビ」に搭載
富士通テンの車両周辺監視システム「マルチアングルビジョン」が、両備グループの創立100周年を記念して製作されたコンセプトバス「SOLARVE(ソラビ)」に搭載された。
「マルチアングルビジョン」は、世界で初めて、立体的な俯瞰映像で様々な視点から車両周囲を表示し、ドライバーの安全運転をサポートするシステム。
株式会社富士通研究所の画像処理技術、富士通セミコンダクター株式会社の車載画像処理LSI技術、富士通テンのクルマ向けHMI技術、車載化技術を融合し、従来にないドライバーの安心・安全をサポートする周辺監視映像を実現している。
2010年5月よりトヨタ自動車株式会社のディーラーオプション製品「マルチアングル全周囲モニター」として、「プリウス」「アルファード」「ヴェルファイア」の3車種を対象に販売されている。
「この度、両備グループが製作される近未来のバスを具現化するコンセプトバス「SOLARVE」への搭載のお話しをいただき、新たにバス用に開発を進めました。これにより、車両周囲の確認がより困難な大型車両においても、安全運転をサポートすることが可能になりました」と富士通テンはコメント。今回のバス用の開発で培ったノウハウを生かし、今後バス・トラックなど大型車両用「マルチアングルビジョン」の商品化を視野に入れ、更なる開発に取り組んでいくとしている。
この記事にコメントする