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自動車ニュース 2010/8/4 08:56

BMW、第2四半期で増収を達成

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2010年第2四半期におけるBMWグループの販売台数、売上高、収益が大幅な増加を記録した。グループ売上高は18.3%増の153億4,800万ユーロ(2009年同期: 129億7,100万ユーロ)で、金利払前税引前利益(EBIT)は17億1,700万ユーロ(2009年同期: 1億6,900万ユーロ)に増加。これに伴い、売上高EBIT率は11.2%に上昇した。税引前利益は12億9,900万ユーロ(2009年同期: 1億5,100万ユーロ)の大幅増となり、税引後利益は8億3,400万ユーロ(2009年同期: 1億2,100ユーロ)に改善した。4~6月期の販売台数は12.5%増加し380,412台(2009年同期: 338,190台)となった。

「第2四半期における好調な業績の要因は、主要市場での販売台数の急増と、高い付加価値を伴うモデル・ミックスにありました。私たちはこの経済危機をビジネスチャンスの源泉ととらえ、あらゆる部門で効率性を大幅に改善してきました。」BMW AG 取締役会会長ノルベルト・ライトホーファーは、火曜日にミュンヘンにおいてこのように述べ、さらに「2012年を期限とする利益目標の達成に向かい、私たちは大きな進歩を遂げました。しかし、私たちはこうした過去の業績に満足するつもりはありません。BMWを高いサスティナビリティで未来に適合した企業とするために、この好調を持続させようと決意を新たにしています。」と付け加えた。

2010年上半期の売上高は13.5%増の277億9,100万ユーロ(2009年同期: 244億8,000万ユーロ)となった。EBITは21億6,600万ユーロ(2009年同期: 1億1,400万ユーロ)で、税引前利益は18億700万ユーロ(2009年同期: 税引前損益4,700万ユーロの赤字)となった。これによりグループ全体の売上高EBIT率は7.8%に達した。税引後収益は11億5,800万ユーロの黒字(2009年同期: 3,100万ユーロの赤字)に回復した。2010年上半期におけるBMW、MINI、ロールス・ロイスの3ブランドによる総販売台数は13.1%増の696,026台(2009年同期: 615,454台)に達した。

2010年は自動車部門で5%以上の売上高EBIT率を目標に設定

BMW 5シリーズやBMW X1をはじめとしたニュー・モデルに対する大きな需要と、BMW 7シリーズを含めた他のモデルによる急激な販売の伸びにより、2010年下半期にかけても、収益の大幅な伸びが続くと見込まれている。市場における製品の販売成績と世界の自動車市場の情勢が全体的に回復基調にあることを踏まえ、BMWグループでは7月中旬に、今年度全体の収益と販売台数に関する見通しを上方修正した。

BMWグループでは現在、税引前利益の増加が当初予想を大幅に上回ることを見込んでいる。「私たちが現在目指していることは、2010年のグループ全体の収益で2009年を大きく上回る実績を残し、2012年を期限として設定した私たちの目標の達成へと重要な一歩を踏み出すことです。」と、ライトホーファーは述べている。ここでは自動車部門での売上高EBIT率5%、税引前利益の急速な改善、ファイナンシャル・サービス部門における18%以上の株主資本利益率を達成することが目標とされている。

魅力ある製品と世界的な景気の回復によって、2010年は販売台数の急激な改善が見込まれている。「世界をリードするプレミアム・カー・メーカーとして、私たちは2010年の販売台数を約10%増の140万台以上まで回復させることを目指しています。」さらに、ライトホーファーは続けた。

「しかしながら下半期においても、経済面でいくつかのリスク要因が続く可能性があることに留意する必要があります。」これは業績予想の上方修正が、景気の回復基調が続き、全般的な事業環境が大幅に悪化しないことを前提としているためだ。

BMWグループでは「Number ONE」戦略の一環として、2012年に自動車部門の売上高EBIT率で8~10%、ファイナンシャル・サービス部門の株主資本利益率で18%以上を達成することを目指している。

自動車部門では売上高EBIT率が急速に改善

自動車部門の第2四半期の業績には力強さが見られた。この部門では、世界的な販売台数の増加や付加価値の高いモデル・ミックス、適正な販売価格を背景に、収益が急速に改善された。モジュラー・コンポーネントを増やしたことにより、その他にもすでにさまざまなメリットが実現されつつある。

2010年第2四半期における自動車部門の売上高は前年同期比26.2%増の136億6,900万ユーロ(2009年同期: 108億2,700万ユーロ)、EBITは13億1,700万ユーロの黒字(2009年同期: 3,100万ユーロの赤字)に回復し、売上高EBIT率は9.6%に達した。税引前収益は9億3,800万ユーロの黒字(2009年同期: 税引前損益1億5,800万ユーロの赤字)となった。また2010年上半期における自動車部門の売上高は、前年同期比19.1%増の243億4,100万ユーロ(2009年同期: 204億3,200万ユーロ)に達した。EBITは前年同期の2億8,200万ユーロの赤字から16億800万ユーロの黒字に転換し、売上高EBIT率は6.6%となった。税引前収益は11億5,800万ユーロの黒字(2009年同期: 6億2,900万ユーロの赤字)に改善された。年金債務をさらに外部積立化(4億1,000万ユーロ)したことに伴う調整を経た、2010年上半期における自動車部門のフリーキャッシュフローは、前年同期比で92.5%増の11億9,900万ユーロ(2009年同期: 6億2,300万ユーロ)に達した。

2010年上半期におけるBMWブランドの販売台数は前年同期比14.1%増の585,755台(2009年同期: 513,591台)となった。この業績にはBMW X1、BMW X5、BMW X6、BMW 7シリーズ、BMW Z4の各モデルが貢献している。3月中旬にヨーロッパ市場に導入されたニューBMW 5シリーズ セダンも好調なスタートを切り、すでに販売台数が約25,000台に達している。このニュー・モデルは6月にアメリカでも発表されており、お客様から同様の高い評価を獲得している。

2010年下半期には、魅力的なニュー・モデルとして、ニューBMW 5シリーズ ツーリングや中国市場向けBMW 5シリーズ セダンのロング・ホイールベース・モデル、BMW X3、MINI Crossoverが発表予定である。

2010年上半期におけるBMW X1とBMW 5シリーズ グランツーリスモの販売台数は、それぞれ46,705台と11,803台に達した。5シリーズ全体の販売台数は、ニュー5シリーズ セダンが好調なスタートを切ったことが主な要因となり、前年同期比で10.8%増加し、94,699台(2009年同期: 85,476台)となった。

その他に販売台数を大幅に伸ばしたのがBMW 7シリーズで、前年同期比50.0%増の30,711台(2009年同期: 20,479台)に達した。またBMW X5およびBMW X6は合計で68,632台(2009年同期: 64,078台)が販売され、前年同期と比較して7.1%増加した。Z4ロードスターの2010年上半期の販売台数は14,236台(2009年同期: 8,148台)で、前年同期比74.7%増の急激な伸びを示した。その結果、BMW 7シリーズ、BMW X5、BMW X6、BMW Z4は、それぞれのセグメントで販売台数首位の座を堅持した。2010年上半期には、伝統のベストセラー・モデルも販売台数を伸ばしたことが明らかになった。BMW 3シリーズの2010年上半期における販売台数は、前年同期比3.0%増の199,027台(2009年同期: 193,186台)に達した。

2010年上半期におけるMINIブランドの販売台数は前年同期比7.6%増の109,301台(2009年同期: 101,534台)となった。今年秋にMINI Crossoverが導入されると、MINIブランドのモデル・バリエーションは4種類になる。BMWグループでは、初のMINI Crossoverモデルや、その他の改良型モデルにより、下半期にかけて販売にさらなる弾みがつくことを確信している。

2010年上半期におけるロールス・ロイスは、2003年に市場に再導入されて以来、半期としては過去最高の販売台数を達成した。1~6月にかけて970台がお客様のもとに納車されており、前年同期(329台)と比較して約3倍に増加した。

2010年上半期のBMWグループはほぼ全ての市場で販売台数を増やし、中国、アメリカ、ヨーロッパでは伸び率で最高を記録した。ヨーロッパでは前年同期比で4.0%増の389,831台が販売された。また世界最大規模の市場であるアメリカでもBMWグループは引き続き成長を続け、BMW、MINI、ロールス・ロイスの3ブランドによる総販売台数は前年同期比6.4%増の121,912台に達した。これによりBMWグループは、アメリカ市場におけるヨーロッパのプレミアム・カー・メーカーの販売台数で、引き続き首位の座に立った。

1~6月におけるアジアでの販売台数は前年同期と比較して57.5%増加し、128,845台に達した。中国市場は依然として力強く成長を続けており、2010年上半期の販売台数は前年同期比(37,627台)で倍以上の伸び(101.0%)を示し、75,615台におよんだ。香港、台湾を含めると前年同期比99.5%増の81,807台となった。

BMW Motorradは第2四半期で収益が急激に改善

BMW Motorradは事業環境が依然として厳しい中にもかかわらず、販売台数の好調な伸びを背景に収益を急激に増やした。2010年上半期におけるモーターサイクル部門の売上高は、前年同期比30.7%増の4億3,900万ユーロ(2009年同期: 3億3,600万ユーロ)に達した。EBITは5,400万ユーロ(2009年同期: 2,600万ユーロ)に増加し、税引前利益は5,300万ユーロ(2009年同期: 2,400万ユーロ)まで改善された。1~6月の売上高は前年同期比26.2%の増で、7億9,000万ユーロ(2009年同期: 6億2,600万ユーロ)となった。2010年上半期のEBITは8,600万ユーロ(2009年同期: 5,400万ユーロ)で、税引前利益は8,300万ユーロ(2009年同期: 5,000万ユーロ)に増加した。

2010年第2四半期におけるBMWブランドによるモーターサイクルの販売台数は、前年同期比21.6%増の36,175台(2009年同期: 29,742台)、上半期全体では57,015台(2009年同期: 46,974台)となった。これは前年同期と比較して21.4%の増加に相当する。最多販売台数を記録したのは長距離用大型エンデューロ・モデルR 1200 GSで、世界中の500cc以上のモーターサイクルセグメントにおけるベストセラー・モデルとなっている。BMW Motorradによる初のスーパースポーツ・モーターサイクルS 1000 RRの販売台数は、1~6月に世界で6,459台に達した(うち1,223台が6月に販売)。

今年秋には新たな2台のラグジュアリーなBMWツーリング・モーターサイクル、K 1600 GT とK 1600 GTLが初公開される予定である。いずれもセグメント初の直列6気筒エンジンが搭載されるモデルだ。

ファイナンシャル・サービス部門も収益が急速に改善

2010年第2四半期は、ファイナンシャル・サービス部門の業績も好調であった。第2四半期の売上高は前年同期とほぼ同水準の41億9,800万ユーロ(2009年同期: 42億2,400万ユーロ)となった。景気の回復と極めて低い借換えコストが要因となり、税引前利益は3億7,900万ユーロ(2009年同期: 8,100万ユーロ)に改善された。第2四半期におけるEBITは3億7,900万ユーロ(2009年同期: 7,500万ユーロ)へと大幅に伸びた。2010年上半期における税引前利益は6億100万ユーロ(2009年同期: 1億5,300万ユーロ)、EBITは5億9,200万ユーロ(2009年同期: 1億4,500万ユーロ)に増加した。

2010 年6 月末現在におけるファイナンシャル・サービス部門のリース/ファイナンス契約件数は3,119,340件で、前年比で3.0%増加した。全世界での新規契約件数は8.5%増の527,044件にのぼった。これにはローン貸付件数の増加(前年上半期比10.3%増)が主な要因となった。またリース事業は4.3%の伸びを示した。新規契約の構成はリース契約が28.4%、ローンが71.6%となった。BMW グループの新車販売のうち、ファイナンシャル・サービス事業部門が扱った割合(ファイナンス+リース)は46.6%で、前年同期に比べ0.4ポイント低下している。

第2四半期末時点での従業員数は95,502人

BMWグループの従業員数は第2 四半期末で95,502人と、前年同期比で2.8%減少した(2009 年6 月30 日時点: 98,261人)。2010年1月1日時点と比較すると0.7%減で、大幅な変化はない。BMWグループではスキル・マネージメントに関する積極的な取り組みのひとつとして、2010年内に約1,000人の従業員を新たに採用することにしており、その約半数をドイツ国内で募集する予定である。大部分は研究開発、資材調達、販売の各部門に採用される。また2010年秋には、BMW AGで約1,080人の研修生を受け入れることになっている。

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