autoc-one.jp 記事・レポート 自動車ニュース SUPER GT:ホンダ HSV-01 GTが初の1-2フィニッシュを達成

自動車ニュース 2010/7/26 11:28

SUPER GT:ホンダ HSV-01 GTが初の1-2フィニッシュを達成

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SUPER GT ホンダ

7月25日(日)、宮城県仙台市郊外のスポーツランドSUGOにおいて、2010 オートバックス SUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」の決勝レースが行われた。

予選では、#100 伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)がフロントローとなる2番手を獲得したのを筆頭に、#18 小暮卓史/ロイック・デュバル組(ウイダー HSV-010)が4番手、#8 ラルフ・ファーマン/井出有治組(ARTA HSV-010)が5番手と、トップ5のうち3台をHSV-010が占め、スポーツランドSUGOとHSV-010 GTのマッチングが良好であることをうかがわせた。

決勝日は午前中から晴天に恵まれた。午後になると雲が広がり始め、スタート直前の気温は32℃、路面温度は42℃と、昨日よりも過ごしやすい天候となった。スタートドライバーを務めるのは、2番グリッドの#100 RAYBRIG HSV-010が伊沢選手、4番グリッドの#18 ウイダー HSV-010がL.デュバル選手、5番グリッドの#8 ARTA HSV-010がR.ファーマン選手、7番グリッドの#32 EPSON HSV-010が道上龍選手、10番グリッドの#17 KEIHIN HSV-010が金石年弘選手である。

ローリングスタートで決勝レースが幕を開けたのは午後2時2分。スタートで大きな混乱はなく、オープニングラップを終えた段階では#100 RAYBRIG HSV-010が2番手、#8 ARTA HSV-010が4番手、#18 ウイダー HSV-010が5番手、#32 EPSON HSV-010が7番手、#17 KEIHIN HSV-010が10番手につけていた。#8 ARTA HSV-010を駆るR.ファーマン選手はスタート直後から好調で、3周目を迎えるときには早くも3番グリッドからスタートしたマシンの直後に迫っていた。続く1コーナーではイン側からこのマシンを抜こうとしたが、2台は軽く接触。両車そろってスピンを喫し、#8 ARTA HSV-010は11番手に順位を落とす。これで#18 ウイダー HSV-010は3番手に浮上、#32 EPSON HSV-010は5番手、#17 KEIHIN HSV-010は8番手と、いずれもスターティンググリッドを上回るポジションにつけた。Honda勢トップの#100 RAYBRIG HSV-010も2番手で順調に周回を重ねていた。

10周目、#100 RAYBRIG HSV-010がS字コーナーでスピン。素早くコースに復帰したものの、11番手まで順位を落としてしまう。#18 ウイダー HSV-010はこれで2番手に浮上、今季2勝目を目指し、トップのマシンを追走し始めた。一時11番手まで順位を落とした#8 ARTA HSV-010は着実に巻き返しており、12周目には8番手、19周目に7番手、25周目には6番手へと駒を進めていた。

29周目を終えたところで#18 ウイダー HSV-010はピットインし、タイヤ交換と給油を実施。ドライバーは小暮選手に交代した。これを皮切りに各車ピットストップを始めたが、激しい3番手争いを繰り広げていた#8 ARTA HSV-010にはボンネットが浮き上がるトラブルが発生し、再び順位を落とすことになる。このころ、時折り小雨が舞い落ちてきたものの、路面を濡らすことはなく、各車ドライタイヤを履いたまま走行を続けた。

全車がピットストップを終えた51周目、#18 ウイダー HSV-010は2番手に返り咲く。また、10番グリッドからスタートした#17 KEIHIN HSV-010は、スタートドライバーを務めた金石選手の奮闘もあり、後半を受け持つ塚越広大選手はこの段階で4番手につけていた。そのほか、#100 RAYBRIG HSV-010は8番手、#32 EPSON HSV-010は11番手、#8 ARTA HSV-010は12番手というオーダーである。

74周目、トップを走るマシンにトラブルが発生、これで#18 ウイダー HSV-010がトップに立ち、#17 KEIHIN HSV-010も2番手で続いた。フィニッシュまで残り7周、#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手は若々しいドライビングで何度も#18 ウイダー HSV-010の小暮選手に迫ったが、経験豊富な小暮選手も容易にポジションを明け渡さない。2人の白熱したバトルに観客席は興奮に包まれたが、最終ラップのストレートで、#17 KEIHIN HSV-010に乗る塚越選手は周回遅れのマシンを利用して小暮選手に並び、フィニッシュライン上では0.025秒先行して初優勝を果たした。2位は#18 ウイダー HSV-010。残る3台はさまざまな不運に見舞われながらも、#100 RAYBRIG HSV-010が8位、#32 EPSON HSV-010が11位、#8 ARTA HSV-010が12位で、HSV-010 GTは全車が完走を果たした。

この結果、シリーズポイント争いのドライバー部門において、小暮/デュバル組(#18 ウイダー HSV-010)が15ポイントを追加。計50ポイントで2位に浮上した。初優勝の金石/塚越組(#17 KEIHIN HSV-010)は計34ポイントとなり、それまでの10位から5位へと躍進。チーム部門でもウイダー ホンダ レーシングが計62ポイントで2位、ケーヒン リアル レーシングは計47ポイントで5位につけている。

松本雅彦 : Honda GTプロジェクト プロジェクトリーダー代行(エンジン責任者)

「HSV-010 GTとして初の1-2フィニッシュを果たすことができ、大変喜んでいます。また、#17 KEIHIN HSV-010のメインスポンサーであるKEIHINの地元で優勝できたこともうれしく思っています。昨日はタイヤの選択に失敗した影響で予選10番手にとどまりましたが、今日は後半部分を担当した塚越選手のペースがとても速く、優勝することができました。#17 KEIHIN HSV-010はノートラブルで決勝を走りきりましたが、率直にいって、これほどまで追い上げるとは想像していませんでした。最後の最後で塚越選手に抜かれた小暮選手にはクールスーツのトラブルが起きていたので、今日は苦しい戦いを強いられたはずです。また、#18 ウイダー HSV-010はウエイトハンディが#17 KEIHIN HSV-010より42kgも重かったことも、ストレートで抜かれる一因になりました。一方、#18 ウイダー HSV-010がチャンピオン争いで2位に浮上したので、今後の展開が楽しみになってきました。次戦が行われる鈴鹿サーキットはスポーツランドSUGOよりもさらにHSV-010 GTとの相性がいいので、ここで弾みをつけられれば、終盤戦を有利に戦えるはずです。引き続き、HSV-010 GTに熱い声援をお願いします」

金石勝智 : ケーヒン リアル レーシング チームオーナー

「優勝した喜びは、なんとも言葉になりません。チームオーナーとして勝った今日は、自分がドライバーとして優勝したときよりもうれしく、チェッカードフラッグが振り下ろされた瞬間には大声を張り上げていました。#17 KEIHIN HSV-010は、レース中のペースはこれまでも速かったのですが、予選では歯車が噛み合わず、結果を残すことができませんでした。今回は前半を担当した金石年弘選手が4番手までばん回してくれたほか、塚越選手がいつも通りの速さを発揮してくれたので、優勝することができました。終盤、#18 ウイダー HSV-010と接戦を繰り広げていたときは、無線を通じて、とにかく接触しないようにと塚越選手に伝えましたが、彼はとても冷静で、クリーンなレースをしてくれました。チーム設立4年目にして、ようやく初優勝を果たすことができました。ファンのみなさま、そしてKEIHINを始めとするスポンサーのみなさまにこういう形でお返しができ、うれしく思っています。これからも全力で戦い、チャンピオンシップを狙っていきますので、ご声援をよろしくお願いします」

金石年弘選手 (優勝、#17 KEIHIN HSV-010)

「まだ勝った実感があまりありません。週が明け、知り合いからお祝いの言葉をかけてもらうと、実感がわいてくるかと思います。今日はスタート直後からマシンの調子がよく、着実に順位を上げることができました。早めにピットに入ったのは、前がつまってペースを上げられなかったからです。後半も塚越選手が追い上げてくれましたが、2番手になってからはピットでレースを見ていられなくなり、トレーラーの中にこもってモニターを眺めながら、とにかく祈っていました。優勝した瞬間は鳥肌が立ちました。今日は本当に運がよかったと思います」

塚越広大選手(優勝、#17 KEIHIN HSV-010)

「まだ優勝した実感はありません。決勝レースでは、年弘選手が順位を上げてくれましたし、また、マシンのフィーリングがいいと伝えてくれていたので、慌てずに最後まで走りきろうと心に決めました。交代してからは、GT300のマシンを利用しながら順位を上げていきました。最後に小暮選手を抜いたときも、GT300のマシンがいなかったら抜けなかったと思います。次戦の鈴鹿ラウンドは700kmの長い戦いになりますが、#17 KEIHIN HSV-010はいつも決勝で強いので不安はありません。予選で前に出て、優勝を目指して走りきるつもりです」

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