フォーミュラ・ニッポン 第3戦:平手晃平が今季初優勝
全日本選手権フォーミュラ・ニッポンシリーズ第3戦は、梅雨明けの富士スピードウエイで行われ、決勝日に19000人の観衆を集めた。ポールポジションのロイック・デュバル((Mobil1 TEAM IMPUL))がエンジンをストールさせしまい、予選で2番手、フロントロースタートの平手晃平(Mobil1 TEAM IMPUL)がトップに立って一気に後続を引き離し、終始トップをキープしてシリーズ自己2回目の優勝を飾った。
予選
梅雨明け宣言がされて、一気に気温と路面温度が上昇した。ワンデーイベントで開催された第3戦は、午前中にノックダウンシステムの予選が行われた。第2戦まで不本意な成績で苦しんでいた2009年チャンピオン、ロイック・デュバルがポールポジションを獲得。これに平手晃平、小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が続いた。
決勝
スタートでポールのロイック・デュバルが痛恨のエンジンストール、平手晃平がトップに立った。1周目に4番手グリッドからアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)が2位へ、そして7番手グリッドから大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM’S)(が3番手に順位を上げた。その後方からJ.P.デ・オリベイラ(Mobil1 TEAM IMPUL)が追い上げを見せて序盤で3番手まで順位アップ。ロッテラーとデ・オリベイラの2位争いが注目されたが、序盤でタイヤを酷使してしまったデ・オリベイラのペースが中盤から上がらず、順位が替わることはなかった。平手は大量リードを築いてゴール。今季初優勝。
平手晃平
「マシンの調子は本当に良かったので、チームに感謝しています。走行していてなぜ2位以下が追いついてこないのか不思議なほどでした。タイヤの調子も良くてスタートからゴールまで終始安定したグリップを発揮してくれました」
寺西康雄:ブリヂストンタイヤ シニアテクニカルアドバイザー
「星野監督率いるIMPULチームの連勝おめでとうございます。スタートからゴールまで完璧なレース展開でした。気温と路面温度が一気に上昇た状況でしたが、全車安定したラップタイムを刻み、随所でバトルが展開される素晴らしいレースをサポートできました」
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