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自動車ニュース 2010/7/15 15:01

フェラーリ 458チャレンジ、マラネロでデビュー

フェラーリ 458チャレンジ

フェラーリ 458チャレンジが、毎年恒例のマラネロでのディーラー・ミーティングにおいてワールド プレミア・デビューを果たした。このミーティングは、世界各拠点にあるフェラーリ正規ディーラーの代表者たちが一堂に集うもの。

新型458チャレンジは、2011年シーズンのフェラーリ・チャレンジ トロフェオ・ピレリで、現行のF430に代わって使用される車輌であり、フェラーリにとって、5代目のワンメイク・チャンピオンシップマシン。また、チャンピオンシップは来年、新たにアジア・パシフィック シリーズが加わりシリーズ展開される予定となっている。

ベース車輌の 458イタリアがフランクフルト・モーターショウでお披露目されてからわずか数ヶ月だが、今回発表された458チャレンジには競技用車輌としての多くの重要な改良が加えられている。

搭載する直噴4497cc 、V8エンジンのチューニングは基本的に市販バージョンと変わりなく、9000回転で570馬力を発生する。そこで、低回転域での高いトルクを実現するために、F1デュアル・クラッチ ギア・ボックスのギア・レシオとキャリブレーションをモディファイした。さらに458チャレンジは、既にロード・バージョンでも採用している E-Diff (電子制御ディファレンシャル) を装備。このシステムはフェラーリのサーキット専用車輌に初めて採用したもの。

車輌の軽量化に関しても、充分な施策が施された。フェラーリのエンジニアは、エクステリアとインテリアの両方に焦点をあて、とりわけボディシェル・パネルの厚みを減らすことと、カーボン・ファイバーやレキサンなどの軽量素材を積極的に使うことに取り組んだ。

さらに458チャレンジは特別なサスペンション・セットアップを図り、ソリッドなアルミニウム製ブッシュ、強化スプリング、シングル・レート ダンパー、 19インチのセンター ホイール・ナット、大径ピレリ製スリック・タイヤを備え、車体の地上高は30mm 低くセッティングしている。フェラーリの究極な実験的車輌、599XXで初めて搭載した新世代のブレンボ製 CCM2(カーボン・セラミック素材ブレーキ・ディスク 2 )を装備、ローグ・リップ時とドライ時のハイ・パフォーマンスという2つのコンフィグレーションを特徴とするABSシステムと連動する。

フェラーリ・チャレンジ モデルとして、初の採用となったもう一つの装備が、 F1-Tracトラクション・コントロール システム。これはこの種のシステムとしては現在最も洗練されたもののひとつ。フェラーリ社内で開発されたこのシステムは、ロード・ホールディング性能を最大限に高めるため、常にグリップ状況をモニターする。アプリケーションは、サーキットで想定される2つの極端な変化、すなわちウェットとドライの状況に対応するように設定され、F1とGT選手権におけるフェラーリの広範囲な経験から得たコントロール・ロジックと戦略を取り込んでいる。

ドライバーが必要とするABS、F1-Trac、E-Diff のセッティングは、ステアリング・ホイールに装備した『マネッティーノ』で選択。この手法が、フェラーリ・チャレンジ シリーズの車輌に採用されるのは今回が初。このシステムを使って、ドライバーはウェットもしくはドライのコンフィグレーションを簡単に選択することができる。ハイ・グリップ(ドライ)のコンディションでは、[ CT-OFF ] を選択して、F1-Tracトラクション・コントロール システムを切ることも可能となっている。

サーキット走行での458チャレンジの開発セッションを通して、エンジニア達はフィオラーノのラップ・タイムを先代車輌より2秒短縮することを目標に、改良を重ねてきた。その結果、この458チャレンジは、ベスト・タイム1分16秒5という新記録を達成。このタイムと同様、1.6Gに達するラテラル・グリップもこのモデルの特徴となっている。

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