フィアット、マルチエア ターボエンジンが「エンジン オブ ザ イヤー」を受賞

フィアット マルチエア ターボエンジン

フィアットの革命的なマルチエアを初めて搭載したFPT 1.4ターボエンジンが、栄えあるエンジン オブ ザ イヤー賞(ベスト ニューエンジン オブ ザ イヤー部門)を受賞した。この革新的な4気筒エンジンは、インテークバルブを電子油圧制御するマルチエアとターボチャージャーを組み合わせることで、エンジン効率に新しい標準を打ち立てた。

FPT(フィアット パワートレイン テクノロジーズ)が開発・生産する1.4マルチエア ターボエンジンシリーズの最高出力は135~170ps。現在アルファ ロメオ ミトおよびジュリエッタ、フィアット プント エヴォ、アバルト プント エヴォに、ダウンサイジング コンセプトを最適化して搭載されているほか、まもなくフィアット ブラーヴォとランチア デルタにも搭載される予定。

最上位の170psタイプは、排気量1リットル当たりの出力が124psと高いうえに、最大トルク250Nmを発生してスポーティな走りを実現するとともに、燃費と排出ガスでも記録的な水準を達成しています(CO2排出量は新型アルファ ロメオ ジュリエッタで134g/km)

すでに数多くの賞に輝くマルチエア テクノロジーは、吸気をシリンダーごと、ストロークごとにスロットルバルブを用いずに直接制御するもの。これにより燃費とCO2排出量が10%削減される一方、出力は10%、トルクは15%向上しました。さらに、燃焼をきめ細かく監視することで、すべての排出汚染物質の低減に成功しました。なお、マルチエア テクノロジーは汎用性にすぐれ、あらゆるガソリンエンジンに容易に適用できるほか、将来的にはディーゼルエンジンへの対応も可能。

今回受賞したベスト ニューエンジン オブ ザ イヤー賞の選考には、世界32ヶ国の専門ジャーナリスト65人が当りました。授賞式にはアルド・マランゴーニFPT製品エンジニアリング担当副社長が出席した。

マランゴーニ副社長は次のように述べた。

「今回の受賞は、これまで高く評価されてきたフィアット グループの技術革新力を改めて明らかにするものです。インターナショナル エンジン オブ ザ イヤーではこれまで2005年にも、小型ながら先進的な1.3マルチジェットが1.0~1.4リットル部門で受賞しています。このエンジンは、ディーゼルエンジンの歴史に新しい1ページを加えたユニットです。当グループは直噴やコモンレールといった革新技術を初めて市場に投入するなど、ディーゼルエンジン技術でつねに指導的な役割を果たしてきました」

エンジン テクノロジー インターナショナル編集者で、エンジン オブ ザ イヤーの共同会長を務めるディーン・スラブニッチ氏は次のように述べた。

「フィアットのマルチエア ターボは、高出力と大幅な排ガス低減を同時に可能にした非常にすぐれたユニットです。燃費も卓越しており、今年のベスト ニューエンジンに選ばれたのも十分うなずけます」

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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