トヨタ、米国ミシシッピ州新工場の稼動を2011年秋に決定
トヨタは、米国ミシシッピ州の新工場であるToyota Motor Manufacturing, Mississippi, Inc. (以下、TMMMS)の稼動開始を2011年秋とすることを決定した。同工場は、2007年2月に建設決定を発表、2008年12月に生産延期を発表したが、今回の決定をうけ、工場建設を再開する運びとなった。
TMMMSの年間生産能力は15万台、従業員数は約2,000名を予定している。また、生産車種はカローラを予定。本年4月に北米から日本に移管された、一部の北米向けカローラ生産をいち早く現地に戻し、可能な限り早いタイミングでTMMMSの生産を開始させることを考慮し、カローラで生産を立ち上げることにした。
発表に際し、トヨタの豊田社長は以下のように語った。
「この度、TMMMSの稼動開始決定を発表することができ、大変嬉しく思っております。ここに至るまで、バーバー知事およびミシシッピ州関係者の皆様方には多大なご理解とご協力をいただき、心より感謝申しあげます。こうした素晴らしい方々とともに、皆様に喜んでいただけるクルマづくりを行い、地域社会や経済に貢献していけるよう、力を尽くしていく所存です。」
TMMMSでは今後、設備の据付、従業員の採用活動など、2011年秋の稼動開始に向け準備を進める。
トヨタは、北米を台数や収益的に重要な拠点と捉え、開発から生産、販売、サービスにいたる現地化および自立化を一層推進していくとしている。
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