三菱ふそう、大型路線バス「エアロスター」を新発売
三菱ふそうは、クリーンで経済的な大型路線バス「エアロスター」を全国の三菱ふそう販売会社および三菱ふそう地域販売部門から、5月18日より発売する。
平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)を、6M60型エンジンと「BlueTecシステム」を採用することでクリアするとともに、トルクコンバーター式6速オートマチックトランスミッション(A/T)を搭載。大型路線バスとして初めて全車標準採用するA/Tで、車内転倒事故防止と快適性・安全性の向上に貢献しつつ、重量車燃費基準に適合。クリーンで経済的な路線バスとした。
大型路線バス「エアロスター」の特長
● BlueTecテクノロジーを全面採用
● 平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)に適合
● トルコン式6速A/T(アリソン社製)を全車に搭載
● 大型路線バスA/T車で初の重量車燃費基準に適合
(1)小排気量エンジンと「BlueTecシステム」を全面採用し、ポスト新長期規制に適合
ディーゼルエンジン本来の特長である高い燃焼効率をさらに高めるため、MFTBC製6M60型エンジンを新規採用し排気量を従来の9.2Lから7.5Lへ小型化。「BlueTec(尿素SCR)」と「再生制御式DPF」で構成される「BlueTecシステム」を組み合わせることにより、NOx、PMを大幅に低減。世界で最高レベルの(新長期規制比でNOx65%減、PM63%減)平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)をクリアした。
(2)トルコン式6速A/Tを全車に搭載
駆動トルクの増大、安全性の向上、メンテナンス性の向上およびDPFとの最適マッチングを考慮し、トランスミッションには、アリソン社製のトルクコンバーター式6速オートマチックトランスミッション(トルコン式A/T)を全車に搭載。トルコン式A/Tの特長である滑らかな発進・加速により、車内での転倒事故を防ぐとともに、快適性・安全性を向上させた。また、イージードライブの実現により、煩雑なシフトワークが不要となり、車内外の安全確認への余裕が生まれ、さらなる安全へと繋がる。 さらに、発進トルクの増大により、エンジンの小排気量化を感じさせない優れた発進性能を実現。加えて、クラッチやトランスミッションの点検・整備作業が削減できるなど、メンテナンスの簡素化によって経済性も向上する。
(3)大型路線バスA/T車で初、重量車燃費基準を達成
6M60型エンジンおよびBlueTecシステムの採用により、大型路線バスのオートマチックトランスミッション車として初めて、重量車燃費基準を達成するとともに、九都県市指定低公害車に適合の予定。また、A/T化に伴い、ドライバーによる運転技量の差が少なくなることから、安定した燃費性能を得ることが出来、環境性能と、経済性能の両立を図った。
(4)ABS全車標準化
ABSを全車に標準装備し、安全性をさらに向上させた。
(5)新メータークラスターを採用
走行情報や燃費情報など、様々な車両情報をフルカラーで多重表示するIvis(アイヴィス)を新たに標準採用。メータークラスターを一新し、視認性を向上させた。
(6)その他
ノンステップバスは、床構造等の見直しにより、後方室内高を拡大。快適な室内空間を実現。 また、新ワンマンバス構造要件にいち早く対応。 そして、ISO方式ホイールを標準採用し、整備効率向上も図っている。
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