マツダ、水素ロータリーエンジンへの取り組みで「IAHE サー・ウィリアム・グローブ賞」を受賞
マツダは、国際水素エネルギー協会(International Association for Hydrogen Energy: IAHE)より、「IAHE サー・ウィリアム・グローブ賞(IAHE Sir William Grove Award)」を受賞しました。
国際水素エネルギー協会は、水素エネルギーについての学術および技術振興活動を行っている国際組織。2年に一度、水素エネルギー分野では世界最大の国際会議である「世界水素エネルギー会議(World Hydrogen Energy Conference: WHEC)」を開催し、その中で、顕著な業績をあげた研究者、組織に対し、5部門の賞を贈与している。
今回の受賞は、世界初の水素ロータリーエンジン車の実用化や、ノルウェーの国家プロジェクト「ハイノール(HyNor)」への参画など、マツダの水素エネルギーに対する積極的な取り組みが評価されたもので、マツダが同賞を受賞するのは今回が初めて。
受賞式は「第18回 世界水素エネルギー会議2010」の関連式典として、5月18日にドイツのエッセン市内にて行われた。
マツダの水素自動車開発の歩み
1991年 水素ロータリーエンジン第1号車『HR-X』を開発
1992年 燃料電池搭載ゴルフカートの実験走行
1993年 水素ロータリーエンジン『HR-X2』を開発
水素ロータリーエンジン搭載のロードスター実験車を開発
1995年 水素ロータリーエンジン搭載のカペラカーゴで、日本初の公道試験走行を実施
1997年 燃料電池車『デミオ FC-EV』を開発
2001年 燃料電池車『プレマシー FC-EV』を開発、日本初の公道試験走行を実施
2003年 RX-8水素ロータリーエンジン開発車を発表
2004年 『RX-8 ハイドロジェンRE』が大臣認定を取得し、公道走行を開始
2006年 『RX-8 ハイドロジェンRE』の国内リース販売開始(以後現在まで計8台を納車)
2007年 ノルウェーの国家プロジェクト『HyNor』と『RX-8ハイドロジェンRE』の納入に合意
2008年 ノルウェーにて『RX-8 ハイドロジェンRE』モニター車の公道走行を開始
2009年 『プレマシー ハイドロジェンREハイブリッド』リース販売開始
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