GAZOO Racing、ニュル24時間レースでLEXUS LFAがクラス優勝

レクサス LFA

5月13日(木)から16日(日)までニュルブルクリンクサーキット(ドイツ、ラインラント・プファルツ州)で開催された第38回ニュルブルクリンク 24時間耐久レースに、GAZOO Racingから2台のLEXUS LFAが出場した。 24時間レースがスタートした15日(土)午後3時の時点では、雲は出ているものの空には晴れ間も見え、路面はドライコンディション。

無事予選を通過したGAZOO Racingの2台は、木下隆之/飯田章/脇阪寿一/大嶋和也組の50号車が総合25番手/クラス1番手、アーミン・ハーネ/ヨッヘン・クルンバッハ/アンドレ・ロッテラー組が ドライブする51号車が総合28番手/クラス2番手のグリッドから、長いレースへのスタートを切った。

序盤はポジションを保ち、順調なレースを戦った2台だったが、5時間を過ぎたあたりで50号車には軽微なメカニカルトラブル、51号車はエンジンオイルに異物が混入したためピットイン。50号車は数度のピットインで、総合90位/クラス6位前後まで順位を落としてのコース復帰となったが、51号車はエンジン交換を余儀なくされ、レース復帰を目指し、メカニックが夜を徹しての作業を行うこととなった。

トラブルを解消した50号車は、困難なナイトセッションも着実に周回を重ね、朝を迎えて明るくなってくるとペースアップ。素晴らしい追い上げで、18時間経過時点には見事クラストップに返り咲いた。

51号車はメカニックによる懸命の作業により、11時間ぶりにコースに復帰。最後まで諦めずにチェッカーを受けるべく、走行を再開した。

そして16日(日)午後3時、長く厳しい24時間レースのチェッカーが振られ、24時間で142周を走り抜いた 50号車は見事SP8クラス優勝/総合18位でフィニッシュ。51号車は規定周回数に及ばず、完走扱いとはならなかったが、最後まで走り抜き、50号車と共にランデブー走行で、スタッフやサーキットに集まった大観衆の前でチェッカーを受けた。

GAZOO Racing チーム監督 成瀬 弘

「自分の中で目標としていた、"総合20位以内・クラス優勝"を成し遂げることが出来て、本当に嬉しい。これは、ドライバー・メカニック・チームメンバー全員が一丸となって初めて出来たことだ。51号車のエンジンがダメージを受け、交換を余儀なくされるといった想定外のことが起き、正直ショックだったが、これもチーム力で克服し、コースにクルマを戻すことが出来た。チームメンバーひとりひとりに感謝したい。また多くのファンの皆さんから温かい励ましのメッセージをレース期間中いただき、感謝している」

GAZOO Racing ドライバー 木下隆之

「まずは、今年ニュル24時間を走り抜いたことを喜び、チームの皆に感謝したい。50号車はエンジンが最後まで快調に回り、駆動系も全く問題なかったので、安心して走れた。この成果をチームと応援してくれたファンの皆さんと分かち合いたい」

GAZOO Racing ドライバー 飯田章

「スタート後はちょっとしたトラブルもあったが、大きな問題を抱えることもなく、LEXUS LFAでの参戦3年目として満足のいくレースが出来た。このことからも車の完成度が上がったことを実感しており、この車が世に出るのが楽しみである。改めてこのプロジェクトに参画できたことを誇りに思うし、チームの皆さん、応援してくれたモータースポーツファンに感謝したい」

GAZOO Racing ドライバー 脇阪寿一

「この場にいられたことに対し皆さんに『ありがとう』と伝えたい。自分のレーシングドライバー人生において、非常に大きな経験と喜びをいただいた。この経験を日本に持ち帰り、より多くの方々に車の楽しさ、モータースポーツの素晴らしさを伝えて行きたいと思う」

GAZOO Racing ドライバー 大嶋和也

「今回初めてニュル24時間耐久レースに参加させていただき、本当に楽しかった。特に夜間セッションでの走行は貴重な経験になったと思う。先輩ドライバーやチームメンバーに支えられ、頑張ったことで少しでもチームに貢献できたのであれば大変嬉しい。できればまたチャレンジしたい」

GAZOO Racing ドライバー アーミン・ハーネ

「我々の51号車も非常に良いペースで走っていただけに、トラブルは残念だったが、そういたった非常事態時における、我がチームの団結力機動力には感服した。LFAの実力は、50号車のクラス優勝でも証明されたと思うし、チームメイトとして大変嬉しく誇りに思う」

GAZOO Racing ドライバー ヨッヘン・クルンバッハ

「昨年もメカニカルトラブルがあったが、チームの高い対応力、強い精神力はさらに高まっていると感じ、頼もしかった。このプロジェクトを通じ確実に人は育ち車は鍛えられていると改めて実感した今回のレースであった。我々ドライバーのために頑張ってくれたチームメンバーに感謝したい」

GAZOO Racing ドライバー アンドレ・ロッテラー

「我々の車はトラブルに見舞われたがこれも良い経験になった。残念ながら、修復時間が長かったが、これもレースである。コース復帰に向けて、チーム一丸となり、メカニックも決して諦めず高いモチベーションを持ち続けて、頑張ってくれたことは、必ず次に繋がると信じている。このチームワークと頑張りに、心から敬意と感謝を表したい」

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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